2020年春以降の投資を取り巻く状況は、新型コロナウイルスの感染拡大による景気後退で一変した。その影響は、当然ながら「株主優待」にも及んでいる。優待を廃止、あるいは縮小する企業が続出しているのだ。「企業にとっては株主優待のあり方を見直す“バック・トゥ・ベーシック”という時期にきているんです」そう話すのは、経済アナリストの田嶋智太郎氏だ。「優待ファンのあいだでは有名な『トラスコ中山』が、8月に優待の