車両基地に運び込まれた事故車両の一部。連結面がへこんでいる(記者撮影)今年で開業30年、無事故で走り続けてきた新交通システムに想定外の事態が起きた。6月1日、横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の新杉田駅(同市磯子区)で自動運転の列車が逆走し車止めに衝突、15人の負傷者を出した。高い安全性を誇ってきた自動運転の新交通システムが突然逆走するという、運行会社側も「まったく想定していなかった」事故。