4月12日、書店員が「一番売りたい」本を決める2016年本屋大賞が発表され、大賞は宮下奈都の『羊と鋼の森』(文藝春秋)が受賞した。『羊と鋼の森』は、ピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師として人として成長する姿を描いた長編小説。第154回直木三十五賞にもノミネートされた。今年の本屋大賞には、全国435書店、552人の書店員が投票。その集計の結果、上位10作品が「2016年本屋大賞」ノミネート作品として選ばれていた。