厚生労働省が2016年2月8日に発表した毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上)によると、物価変動の影響を除いた2015年通年の実質賃金は前年から0.9%減少した。マイナスは4年連続。名目賃金にあたる現金給与総額は0.1%増で2年連続のプラスだった。賃金の上昇が物価上昇のペースに追いついていない様子がうかがえる。パートタイム労働者の時給、1993年以降で最高水準月平均の現金給与総額は前年比0.1%増の31万3856円。内訳をみ