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ダイヤモンド・オンライン
企業や株主にとって今期の結果も大事だが、株価は約6カ月先を表す先行指標という性格も持ち合わせるため、すでに市場や投資家が注目しているのは来期の業績だ。そこで、今回は今期の会社予想と来期のアナリスト予想の営業利益を比較してその増益率が高い10社をランキングにしてみた(ランキングの対象とした銘柄は、注目が来期予想に移るタイミングにある第3四半期決算を発表した1〜3月決算企業の中で、ダイヤモンド・ザイ5月号に掲載されている「買っていい×買ってはいけない人気株500激辛診断」に掲載されている銘柄。誌面では15銘柄までを紹介)。
ランキングの1位に輝いたのは日本海洋掘削(1606)。今期予想を大幅に下方修正したが、来期は業績が急回復する見込みで、原油価格が底打ちすればその回復度合いもアップする。2位のドリコム(3793)は、スマホ向けゲームアプリに注力中で、海外展開の動向がカギを握っている。3位のジャパンディスプレイ(6740)は、円安やウォン高も追い風にとなり、来期は当期利益が黒字転換となる見込みだ。
また、今回のランキング表には、増益率だけでなく今期予想と来期予想のPER(現状の日経平均のPERは約17倍でそれ以下だと割安)の変化も掲載した。PERは株価÷1株利益で計算するので、利益が伸びることでPERが低下すれば、株価に割安感が出てくる。例えば4位の商船三井(9104)は15倍から10倍に、8位の鹿島(1812)は41倍から21倍まで低下することになる。今回のラインナップの10銘柄をよく比較して、いい株を選んでみてほしい。
ところで、好評発売中のダイヤモンド・ザイ5月号の「買っていい×買ってはいけない人気株500激辛診断」では人気の500銘柄をビギナーにもわかりやすい表現でズバッと売り・買いを判定している。各銘柄には関連テーマのマークも付いており、テーマ株探しにもピッタリの誌面となっている。さらに、この号には証券口座選びから注文の仕方、そして高配当、高ROE、PER、PBRの仕組みと使い方を大図解で解説した「入門!日本株」の大特集と割高・割安が一目でわかる「日経平均&上場全3577銘柄の最新理論株価」も掲載されている。日本株の上昇にしっかりとついていくための銘柄選びにダイヤモンド・ザイ5月号を役立ててほしい。