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SOCCER KING
一方のガンバは日本代表の遠藤、今野がいるものの、期待の宇佐美が開幕前に故障。J2から昇格してきたシーズンとあって、それほど注目されていなかった。
開幕後もリズムに乗れず、ブラジルW杯によるリーグ中断時点では、セレッソ(13位)よりも下、降格圏内の16位にまで沈んでいた。
ところが、宇佐美の復帰とパトリックの獲得以降、調子を取り戻した。ふたりが攻撃を牽引(けんいん)するだけでなく、長谷川監督が我慢強く使い続けてきた阿部、大森らの若手も結果を出し始めた。そうなると、ボランチに遠藤と今野の日本代表コンビがいるだけに強い。連勝で一気に順位を上げ、ナビスコ杯でも優勝した。
セレッソとの比較は難しいけど、チームの継続性という点で大きな差があったと思う。選手の年齢のバランスもいいし、来季以降も期待できるんじゃないかな。来年秋には4万人収容の素晴らしいサッカー専用スタジアムが完成する。チームも選手もサポーターもモチベーションは高いはずだし、ぜひ“西の横綱”として、Jリーグを引っ張る存在になってほしいね。
(構成/渡辺達也)