ニューストップ > 国内ニュース > 政治ニュース
週プレNEWS
―食事面では何かありますか?
「肉食が良くないなど食べ物の種類を言い始めるとキリがありませんが、私がまずやってほしいのは、食事をよくかんで食べること。これは一番お金のかからないアンチエイジングです。
かむと消化酵素が出て農薬や添加物の毒性を消してくれます。さらに消化が良くなるので、食べ物が胃に滞留する時間が短くてすむ。それとともに胃に滞留する血液量も減るので、血が体中に分散し血行が良くなります」
【NG5 冷たいものをよく飲む】
「それとは反対に、冷たいものを飲んだり食べたりすると、臓器がそれを温めようとして血液が抹消から胃に集まり血行が悪くなります。それが体が涼しく感じられる原因。さらに、胃に集まった血液が置いていったコレステロールが内蔵脂肪に。ビール腹はまさにこれ。アイスクリームも同じです」
―ビールにアイス、大好きですが…(汗)。でも、髪にとっていかに血行が大切かよくわかりました。
「髪の毛にとっても体にとっても、血行はとても大切です。20代までは無理がきくでしょうが、30代を過ぎるとだんだん無理がきかなくなるもの。そのときに、このような体のメカニズムを理解して生活をシフトしていくことで、髪も体も若く元気でいることにつながるでしょう」
●井上哲夫(いのうえ・てつお) 国際毛髪科学研究会会長。1952年、東京生まれ。東京理科大学卒業後、総合化粧品メーカーに入社。ヘアケア・スキンケア商品の研究開発部長を経て、国際毛髪科学研究会を設立する。東洋医学を美と健康に応用する「脱毛ケア」「頭皮ケア」のオーソリティとして、現在までに全国各地のがん診療拠点病院及び7000店以上の理美容店、その他各種医療セミナーで講演・指導実績を持つ。【http://www.moukaken.jp/】