紅・山吹色・橙など日本古来の色の名称は実際にどんな色なのかイメージしづらいときがあるもので、そんな時に色を調べるのにもってこいなのが、様々な「日本の色」を知ることをできるサイト「NIPPON COLORS」です。
NIPPON COLORS - 日本の伝統色
http://nipponcolors.com/NIPPON COLORSのトップページはこんな感じ。最初の画面は「櫨染(はじぞめ)」に設定されています。
知りたい色にカーソルを合わせてクリックすればOK。今回は撫子(なでしこ)をクリック。
クリックすると全画面が撫子色に変化。
撫子色の部分を良く見ると、
カラーコードの番号も書かれています。撫子であれば「DC9FB4」。
色の三原色の配合も画面に表示されており、撫子色はC(シアン)が2、M(マゼンタ)が43、Y(イエロー)が3の配合。絵の具を混ぜて色を作ったりするときなどに参考になりそう。
色は1番から……
250番まで用意されており、日本人でも知らないような色がたくさん。
試しに「紅」をクリックするとこんな感じ。真っ赤というよりは小豆色と赤の中間ぐらいの色といったところ。
読みが難しい「宗伝唐茶(そうでんからちゃ)」はチョコをちょっと薄くしたような色。
「灰汁(あく)」は濃い灰色。
カタカナで表記される「ビロード」は濃く彩度のない緑色。
画面の端のほうにある「MUNSELL」をオンにすると……
マンセル・カラー・システムで立体的に色が表示されます。
立体的に表示されたマンセル色立体が動き回っており、見てるだけで楽しくなります。
色彩検定などは服飾関係の人などであれば知っていそうですが、色をガッツリ勉強する人以外が見ても興味深いサイトになっています。なおNIPPON COLORSはSafariブラウザ専用サイトになっているので注意が必要です。