では現在とは違っておそらく飽食など考えられなかった古代から中世までの人たちには動脈硬化がなかったのか?この問いについて答えるべく、現存するミイラの血管を調べた最近の研究をまとめたのが今日紹介する総説。世界心臓連合が発行するグローバル・ハート誌6月号に掲載されていた。タイトルは世界中に現存するミイラのCT解析で明らかになった動脈硬化の証拠(Computed tomographic evidence of atherosclerosis in the mummified remains of humans from around the world)」だ。