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HCLの場合、目に異物感があると本人はすぐに気付いて外すため、障害が起こっても重症化しにくい傾向にあります。一方、薄くて装用感のよいSCLの場合は、障害が起こっていることに気付きにくく、異物感や痛みを感じたときにはすでに症状が悪化しているケースが多くみられます。HCLよりもSCL、なかでも「1週間連続装用使い捨てSCL」で眼障害の年間発症率が高いことがわかります。また、「2週間交換SCL」は使用期限を守らないことや、不十分なケア方法などにより障害が増加していると考えられます。
日眼医が平成12年、平成15年、平成18年に、全国の小中高生を対象に実施したコンタクトレンズ装用状況に関する調査によると、平成12年、平成15年そして平成18年と調査年度ごとに、中高生の装用人数が全学年で増加していました。小学生の0.1%、中学生の5.9%、高校生の25.2%がCLを使っていますが、やはり正しい使用方法を理解できる中学生からの使用が許容範囲で、小学生の使用は望ましくないと考えられます。
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