母乳1,500Lを分け与えた女性、米

米テキサス州北部のデントンに暮らすアリス・オグリトゥリーさんは、カイル君、ケージ君という2人の男の子のママ。彼女はこのほど『NBC 5 Denton』とのインタビューで、「神様から特別な能力を授かったみたい。まさか自分でもこうなるとは思わなかった」と語り、微笑んだ。オッパイが信じられないほど大量に出るというアリスさんは、有り余る母乳をよその赤ちゃんにも分けてあげているうちに、ギネスブックに“世界一母乳の出るママ”と認められてしまったのだ。

アリスさんはこの顔立ちが示す通り（画像はnbclosangeles.comのスクリーンショット）、体格もごく普通でバストについても特筆すべきサイズではない。しかし彼女は、「赤ちゃんにはどうしても自然の母乳を与えたいのにオッパイが出ない」と困っているママたちのために、同州の『Mother's Milk Bank』を通じてなんと1,565リットルもの母乳を分け与えてきた。これまでの世界記録保持者は米イリノイ州のアメリア・ブームカーさんというママの481リットル。アリスさんのオッパイの分泌量はその3倍と驚くばかりである。

多くの人々から大変感謝されてきたが、1日あたり3.5リットルほど出てしまうため、夫のランスさんも巻き込んでの日夜を問わない乳搾り、保冷、運搬作業の繰り返しはさすがに大変。「ここまで頑張ればもう十分」とのことで、少し前から水分摂取量や搾乳量を減らし、今は断乳に向かっているそうだ。『Mother's Milk Bank』のスタッフも、アリスさんのオッパイで健康になったという赤ちゃんは数知れないと話している。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）