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ウートピ
まずは、評価をつけたい男性、言ってみれば“犠牲者”を選ぶことからスタートする。
すると、立て続けに彼に関する選択式の質問が続く。表記はもちろん英語なのだが、俗語がふんだんに使われていて、利用者の年齢はやはり10代から高くても30代くらいを狙っていることがわかる。
質問例はこんな感じ。
Q1:「彼との関係は?」・ 元カレ・ 今の彼・ エッチしただけ・ 友達・ 親類
どれか一つを選ぶと、それぞれの次の質問に続いていく
Q2:「彼がパーティーでジョークを言った時、私は彼を○○したかった」・ 殺したいと思った!・ 励ましたかった・ キスしたかった・ 股がりたいと思った!
Q3:「最初のキスはどんな感じだった?」・ 攻撃的だった・ 気まずかった・ まあまあ平均的・ 最高だった
まぁこの当たりは想定内の質問だが、こんなことまでさらされるのか!といった内容が、以下。
Q4:「彼がゲップとおならをした時…」・ まるで彼は酸素のような息だった(何も臭わない)・ 誇り高く、楽しんでるようだった・ 一人のときしかしないみたい・ 絶対にしない、彼はロボットじゃないかと思うくらいしない
Q5:「彼は約束事を…」・ 最低、全く気にしない奴・ 結構いいかげん・ だいたい守る・ 絶対に守る
最後の質問では、彼を以下のどのタグに分類するかを決める。
Q6:「彼はどんな男? 」
・ 色っぽい目・ 良い聞き手・ 男らしくて強い・ 部屋を掃除する・ ちょっとしたセレブ・ 絶対にセックスしちゃだめ!・ 親友として最高・ 彼の家族が素敵・ バーベキューマスター・ セックスの相手として最高・ 皿を洗う・ 空色の目・ マザコン・ 足が大きい・ 下町の王様・ 赤ちゃんが好き・ パンツを脱ぎ捨てる・ 車がイケイケetc…
いかにもアメリカらしい質問もあれば、世界で共通するような興味「彼は掃除をちゃんとするか」というものも見られつい微笑んでしまう。
10近くの質問に答え終えると、彼の総合得点一覧が表示される。ちなみに、適当に選んで質問に答えた知人男性の結果は…
「彼は葬式くらい面白い奴」という、かなり皮肉っぽい結果になった。
他にも、10段階でユーモア、ファーストキス、マナー、約束事の項目で数値が一覧化されてしまう。ちなみに、どんなにひどいことをタグ付けしても男性側はもちろん、アプリを使っていない人には絶対に見られないようになっているとのこと。
女子会でしか存在しなかった男の品定め情報交換が、いよいよソーシャル・ネットワークで共有されるようになろうとは…。制作者側は、これこそネットワーク上のセックス・アンド・ザシティー版! と謳っているが、自分が男に生まれなかった事を感謝するしかない、というほど、使っていて残酷なアプリだなと思ってしまうのだった。
(文=中村綾花)