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ウレぴあ総研
「コンビニで販売されている生野菜サラダは、たくさん盛られているように見えますし、それだけでお腹いっぱいになりますが、野菜の『量』としては多くありません。とくにキャベツや大根など、ほぼ単品のサラダだと摂れる品目数も少ないです」と教えてくれたのは、創業178年を迎える老舗・タキイ種苗株式会社 広報担当の桐野直樹さん。
「一般には、野菜を「1日350g」摂ることが推奨されています。同じくできるだけ多品目の野菜を摂ることも、健康を維持するためには欠かせません。でも、この350g……生野菜で摂るとなると、かなりのボリュームになってしまいます。
そのため、火を通して調理したものをいただくのが一番。生野菜は煮込んだり、おひたしにしたりすると、驚くほどコンパクトな状態になります。「調理すると量が少なくなるぶん、いろんな野菜を食べることができます。『コンビニの野菜料理=生野菜サラダ』と決め付けないほうがいいでしょう」。
とはいえ、やっぱりサラダは手軽に食べやすい……。どうしてもサラダを選ぶ場合には、目で見てもキレイな「カラフルなサラダ」を選びましょう。
「ブロッコリーやかぼちゃ、ほうれん草、パプリカなどの緑黄色野菜が入ったサラダを選ぶと、多品目の野菜を摂取することができます。
コンビニでも1〜2品目のサラダよりは、『XX品目のXXサラダ』など、品目数の多いサラダを選んだほうがいいですね」。
一方、桐野さんが勧めるのは、野菜メインのお惣菜。
「とくに、きんぴらごぼうや豆の五目煮、ひじきの煮物など、和のお惣菜がいいですね。最近では、中に野菜がたくさん入った巾着(油揚げの巾着煮)など、ボリュームのあるお惣菜も登場しています。野菜がしっかり摂れるのはもちろん、食卓がカラフルになりますよ」。
また、「ごはんのおとも」と意識してしまいがちな漬物も、実は「野菜料理」のひとつだと桐野さん。
「いろんな野菜がミックスされたものがおすすめです。野菜などを塩漬けにすると、浸透圧の働きで細胞から水分がしみ出しカサが低くなるため、生野菜サラダとくらべて、多品目の野菜を摂りやすくなります。サラダ感覚で食べてみては」と教えてくれました。
そして、この時期は鍋を楽しむのもアリ。
「弊社で20〜60代の男女300人に対し、『鍋料理』に関する調査を行ったところ、全体の98%が鍋好きで、7割以上が冬は週1以上の頻度で鍋を食べると回答しています。また、3人に1人はひとり鍋の経験があるとも出ています」。
コンビニでも鍋セットが販売されているので、チェックしてみては!?
さらに桐野さんは続けます。
「最近では、特定の健康によい成分が従来品種の1.5〜2.0倍以上含まれる『機能性野菜』が、効率よく栄養を摂取できるという理由で注目されています。鍋はまさに、一度に効率よく野菜を食べられる、普段野菜不足を感じている人にぴったりな料理のひとつです」。
最近野菜不足かも知れない……と感じたときは、コンビニに足を運んだ際に「野菜料理の選び方」を一工夫してみてはいかがでしょうか。
タキイ種苗株式会社 広報出版部 桐野直樹さん
タキイ種苗株式会社は1835年創業。野菜・草花・牧草・芝草種子の開発・生産・販売を行っている。多様化するニーズに応える品種改良を行っており、これまで開発した品種は約2000品種にも上る。近年では機能性野菜の開発にも力を入れている。
タキイ種苗 公式サイト
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