同紙は今回で7回目となるアジアシリーズについて観客の減少や冠スポンサーの撤退、出場チームの主力欠場などを挙げ、近年の大会の“凋落”ぶりを指摘、また、台湾プロ野球のベテラン選手の証言として、「(迫力に欠けるアジアシリーズは)創設当初の精神を失い、エキシビジョンになりつつある」と警鐘を鳴らした。
13日台北松山空港に到着すると50人ほどのカメラマンに囲まれるなど台湾でも注目度抜群の田中については、「イベントに活気をもたらした」と評価、今回の“マー君フィーバー”をきっかけに各国が真剣勝負の心を取り戻し、大会を最強メンバーの出そろう高レベルのものにするよう強く期待した。
2年ぶりの台湾開催となった今回のアジアシリーズには台湾、日本、韓国、オーストラリア、イタリアから過去最多の6チームが出場、楽天は大会初日の15日、台湾シリーズ準優勝の義大ライノズと対戦する。元阪急(現オリックス)のダラス・ウィリアムズ義大監督は14日、「選手らの故郷、台湾で勝利を祝う準備ができている」とその意気込みを語った。
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(編集:羅友辰)