世界で離婚率が一番高い国は?
-
2位 ベラルーシ 4.1
3位 ラトビア 4.0
4位 米国 3.6**
5位 リトアニア 3.2
6位 モルドバ3.1
7位 キューバ、ベルギー2.9
8位 ウクライナ2.8
9位 チェコ2.7
10位 デンマーク、ヨルダン2.6■日本の離婚率は横ばい
日本の2010年度の粗離婚率は2.0で中国、オランダ、ニュージーランド(2011年度)と同じ数値である。実は日本の国連統計を見ると、2007年度〜2010年度の間の日本の離婚率に変化はなく、2.0のまま横ばいである。■「米2組に1組が離婚」というのは本当?
「完全にまちがいではないけれど、誤解を招きやすい」とその複雑さを説明するのは米ミズーリ・コロンビア大学のロバート・ヒュー元教授。「同じ年に結婚したカップルと離婚したカップルの間には何のつながりもない」という。デンバー大学のスタンリー教授は「米国の離婚率は50パーセントと言われているのは、米国の1年の婚姻数(2.4 mil.)を同年の離婚数(1.2 mil.)で割った数字からきている」と推測する。
■国連の離婚率には「子供も独身も」含まれる!?
国連のデータは「crude divorce rate」と呼ばれる「粗離婚率」を使用。これは人口1000人につき離婚が成立した合計数を使って算出する。この1000人の中には、離婚に関係ない子供や未婚の人も含まれる。『National Health Marriage resource Center』誌の寄稿者ポールR・アメイト氏は、ベイビーブーム等の出生率の上昇の影響を指摘する。「トータル人口数に対する子供の数の変化は離婚率にも影響を与える」という。
戦後のベイビーブームの1946年〜1964年の間に米国で産まれたのは7500万人。米の粗離婚率は1960年には2.2だったが、1981年には5.3と141パーセントの上昇率をみせ、2007年には32パーセント減の3.6に落ちついている。
■日本の離婚率の算出方法は?
厚生労働省による離婚率の統計方法は以下の通り。離婚率=年間離婚届出件数/10月1日現在日本人人口×1,000
いかがでしたか? 頭が痛くなるような離婚率。統計は非常に奥が深そうです。
*出典: 国連『Divorces and crude divorce rates by urban/rural residence: 2007-2011』、米国統計『National Vital Statistic System』
注: 2011年度のデータを使用。2011年度のデータがなければ、2010年度のデータを使用。いずれも国の粗離婚率(crude divorce rate)トータルの値。グアム(4.7)アルバ(4.3)ジブラルタル(3.2)バミューダ(2.7)のデータを除く。**米国のデータは国連データにないため、2011年度の米国政府のデータを使用。カリフォルニアやハワイ等の6州のデータは含まれていない。
参考:UN Demographic Yearbook 2011
http://unstats.un.org/unsd/demographic/products/dyb/dyb2011.htm
US Divorce Rate and Statistics.
http://www.divorcesource.com/ds/main/u-s-divorce-rates-and-statistics-1037.shtml-
© livedoor
x