Xperia A SO-04Eは、春モデルで人気だった「
Xperia Z SO-02E」の性能を引き継ぎながら小型軽量化したモデルです。2トップ戦略により割引額も大きかったことが成功のきっかけにもなった大きな要因ですが、春モデルの
Xperia Z SO-02Eの購入を見送った理由には「大き過ぎる」という意見もあり、より小型で軽量な
Xperia A SO-04Eを選んだ人も多かったようです。
5インチを超える大型
ディスプレイや最新機能を搭載するフラッグシップ(旗艦)モデルは魅力的ですが、多くのユーザーに5インチ超のモデルは敷居が高いというが本音なのかもしれません。
■最高のXperia Z1の小型版Xperia Z1 fで夏の夢をもう一度夏の
Xperia A SO-04Eの成功に気をよくしたのか、
NTTドコモは冬モデルにおいても同じ作戦に打って出ています。
冬モデルでは、5インチ
ディスプレイのフラッグシップモデル「
Xperia Z1 SO-01F」を提供しいるにもかかわらず、“おすすめ機種”として推しているのはドコモ専用モデルとなる4.3インチ
ディスプレイを搭載した「
Xperia Z1 f SO-02F」です。
今回の
Xperia Z1 f SO-02Fは、外観もZ1と似せるなど、最高性能と使いやすいサイズ、選べるカラーをアピールしています。
■失速GALAXYは最強Note 3 の小型版GALAXY Jで柳の下を狙うまた夏商戦で失速したイメージが拭えないGALAXYシリーズは、5.7インチ
ディスプレイを搭載する
GALAXY Noteシリーズの3世代目となる「
GALAXY Note 3 SC-01F」が登場。
あわせて、この
GALAXY Note 3 SC-01FのSペン機能を除き、同等のCPUやメモリなど基本ハードウエアとアプリ機能を搭載したドコモ専用の5インチ
ディスプレイ搭載の「GALAXY J SC-02F」を用意してきています。最高のハードウエアと機能を通常サイズにして、カラーも3色から選べるなど、明らかに
Xperiaの成功パターンを踏襲しています。
グローバル(世界)モデルだけでは成功できないので、国内需要にあったモデルを提供するというのは理にかなった判断とも戦術だともとれますが、一方でそうした展開が過去に“
ガラパゴス化”を生んだ背景でもあります。
さて、ドコモは冬モデルで思惑通りに柳の下の2匹目をつかむことができるのか、再び
ガラパゴス化するのでしょうか?