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週プレNEWS
「はい。できるならそうしていました。でも、解約金なしでMNP転出できる期限が迫っていたんです。お店に行ったのは日曜日の夕方遅くで、しかもお店のある場所は都心からちょっと離れた所。近所で別の店を探すのもムリだし、来週末に出直すと解約金がかかってしまう。プラスマイナス考えたら、コンテンツの条件をのんで契約したほうがマシってことになって……。いや、ホントにうかつでした。トホホ」(Aクン)
このケースについて、ケータイ料金に詳しいフリーライターの後藤一泰氏はこう分析する。
「Aクンはふたつのミスをしましたね。まず電話で在庫の問い合わせをしたときに、細かい条件も合わせて確認しなかったこと。ツイッターでの安売り告知には、最小限の情報しか掲載しない業者も珍しくありません。なので別途、コンテンツ契約が必要かどうかなどは、お店に足を運ぶ前に必ず確認しましょう。『いらっしゃってからご説明します』という店員もいるようですが、そんなお店は要注意です。
ちなみに、そうした『ダマシのテクニック』を使うお店は、店舗名をネットで検索すると情報が出てくることもありますが、その情報の真偽も微妙ですし、お店の経営方針だって変わることがありますから、100パーセント信用できるものではありません。
もうひとつのミスは、解約金が不要になるギリギリの時期にMNP転出を考えたことです。解約金が不要になる時期は前もってわかっているわけですから、ギリギリになって不本意な契約を結ばなくてもいいように、計画を立てて行動しましょう」
安いものには裏があると肝に銘じておきたい。
(取材・文・撮影/本誌「ケータイ販売店にダマされるな!」取材班 イラスト/服部元信)
■週刊プレイボーイ37号「ケータイ販売店にダマされるな!!」より