研究者は、多くの業者がTinyurl.comやbit.lyのようなリンクを短くするサービスを利用して外部サイトのURLを作成、スパムであることをカムフラージュしていることに着目、これを活用します。どういうことかと言うと、スパム業者は自らを偽装するためにリンク短縮サービスを悪用していたのですが、このサービスには追跡機能がついており、研究者は偽装する悪徳業者を簡単に追跡することが可能だったというわけです。 By Teymur Madjderey
研究者は、スパム業者の投稿を追跡する中で、スパム投稿の取引を行う主要な20の闇サイトを発見することに成功します。そこからは、3万の「いいね」をもつページへのスパム投稿は1回あたり平均13ドル(約1280円)、10万以上の「いいね」があるページなら平均58ドル(約5700円)という取引相場が明らかになりました。ミッケリーさんは「分析結果によると、スパム業者は1日およそ1万8000のスパム投稿をすることで、年間2億ドル(約196億円)以上を荒稼ぎしています」と話します。また、スパム業者は自分のファンページをFacebookに作成し多くのユーザーを集めた後、転売している実態も判明しています。 By catspyjamasnz
しかし研究者は、スパム業者の目的は金稼ぎであると断言します。「このビジネスに関わる人にとっての唯一の動機は金儲けです。ボストンテロの犠牲者を忘れないようにと捧げられたページを1000ドル(約9万8000円)で売りつけていたやつらを見つけましたよ」とミッケリーさん。研究者の調査によると、2010年から現在に至るまでスパム投稿を受注し続けているサイトも存在しており、このビジネスが長きにわたって継続されていることが明らかになっています。 By omino 71