試合終了間際に同点ゴールとなる直接FKを決めたニュルンベルクの日本代表MF
清武弘嗣に高評価が与えられ、対戦相手となったヘルタ・ベルリンの同代表MF
細貝萌にも及第点がつけられた。
各メディアの採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
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酒井高徳(シュトゥットガルト)
対レヴァークーゼン戦(0−1●) 先発出場、77分交代
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:とりわけ前半は右サイドで活発で、(マッチアップ相手の)ソン・フンミンへのディフェンスも確実で、何度か前線への攻撃も仕掛けた。だが、1失点目の場面ではボールに対するマークが十分ではなかった。ハーフタイムの後はそれほど目立つこともなく、終盤に攻撃陣を投入するため、ベンチに下がることとなった。
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乾貴士(フランクフルト)
対バイエルン戦(0−1●) 先発出場、78分交代
『Frankfurter Rundschau』
採点:So lala(まぁまぁ)
寸評:序盤は臆することなく、せっせと動く唯一の選手として活発だった。すぐに際どいシュートも放ち、器用ですばしこく、ゴールへの動きがある唯一の選手でもあった。しかしながら、次第に左サイドで孤立し、ボールコンタクトもわずか27回にとどまった。
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清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ヘルタ・ベルリン戦(2−2△) フル出場、1得点
『Sportal.de』
採点:2.5
寸評:ニュルンベルクの人々は、なぜこの夏のアストン・ヴィラから清武への1000万ユーロ(約13億円)以上のオファーを断ったか分かっただろう。この日本人選手はニュルンベルクの試合に違いを生める選手で、試合では最後の最後に直接フリーキックで勝ち点をもたらした。彼のコーナーキックとフリーキックは常に脅威だった。清武なら、試合の流れからももっとできただろう。
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細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対ザンクト・パウリ戦(2−2△) 先発出場、59分後退
『Sportal.de』
採点:3
寸評:昇格の立役者であるペーター・ニーマイアーとペール・クルゲのダブルボランチがおり、細貝の獲得は全てのヘルタファンが納得したわけではなかった。しかしながら、細貝はそのベテラン2人を正当に追いやったのであり、ニュルンベルク戦でも非常に動いていた。もっとも、攻撃面では開幕節ほどの輝きは放てなかった。