試合は、ホームで戦うニュルンベルクが押し気味に進める展開。20分には清武のFKを、ダニエル・ギンチェクがヘディングで合わせてポスト直撃のシュートを放った。25分にはオラシオ・ピノラがミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。
一方、ヘルタ・ベルリンもカウンターからチャンスを作るが、得点できない。互いにゴールを奪えずに前半終了間際を迎えたが、40分にニュルンベルクが均衡を破った。ドリブルで中央突破を図ったギンチェクがゴール前にスルーパスを送ると、抜け出したヨシップ・ドゥルミッチがシュートを流し込んだ。
ニュルンベルクの1点リードで迎えた後半は、ヘルタ・ベルリンが攻勢に出た。54分には鮮やかなパス交換から一気にゴール前まで迫ったが、シュートがDFのブロックに遭い、得点とはならなかった。それでも、60分にサミ・アラギが右サイドから放ったシュートがニュルンベルクのベルカイ・トルガ・ダバンリに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。
振り出しに戻った試合は、互いに勝ち越し点を狙う中、75分にヘルタ・ベルリンがPKを獲得。逆転の絶好機をロニー・ヘベルソン・ファータドが落ち着いて蹴り込み、試合をひっくり返すことに成功した。
逆転を許したニュルンベルクだったが、89分に清武がFKを直接蹴り込み、同点に追い付くことに成功。再び振り出しに戻った試合は、2−2のまま引き分けに終わった。なお、清武と細貝はともにフル出場だった。