勝てば大会初優勝の決まる日本は、森重真人や高萩洋次郎、
柿谷曜一朗らが先発出場。初戦の中国代表戦と同じメンバーを送り出した。
試合は序盤から激しい攻防が展開。日本は韓国に押し込まれる場面が続くと、8分にはキム・ドンソプに右サイドをドリブルで持ち込まれシュートを打たれたが、GK西川周作が好セーブで弾きだした。
守勢が続いた日本だったが、25分に先制点を奪取。青山敏弘が自陣からロングボールを送ると、前線で柿谷が抜け出す。GKとの一対一に持ち込むと、冷静にシュートを蹴り込んだ。
ところが、アウェーで均衡を破ったのも束の間。リズムを掴めずに攻め込まれると、33分に失点を喫してしまう。韓国のユン・イルロクにペナルティエリア手前からミドルシュートを叩き込まれ、試合を振り出しに戻された。
同点で後半を迎えると、52分に槙野智章に代えて徳永悠平を投入。徐々にペースを握り始めたが、65分にはロングボールからペナルティエリア内で韓国にシュートチャンスを与えてしまう。しかし、相手がトラップミスを犯したこともあり、西川がキャッチして難を逃れた。
日本は70分に工藤壮人に代え、山田大記をピッチに送り出して勝ち越しを狙う。しかし、再び押し込まれると、88分に高萩に代えて豊田陽平を投入した。
日本は韓国の猛攻を凌ぐと、後半アディショナルタイムにカウンターから柿谷が勝ち越し点を奪取。土壇場で勝ち越すと、2−1で勝利。日本は勝ち点7となり、大会初優勝を決めた。