本作は落ちこぼれのフリーテレビディレクターが高視聴率を得るために樹海で自殺志願者に取材を行うも、取材対象の人生の背景に触れることで人間としての良心の板ばさみに葛藤していく物語。
初日を向かえ、板倉俊之さんは「なんか不思議な気分です。芸人やる時点で、映画の主演なんか無いだろうと思っていたので・・・。」と語る。
堤下敦さんは「撮影したのが去年でございまして、もう1年以上実は経っていて、それでやっと公開までこぎつけたということで、たくさんの方に集まっていただきありがとうございます。」とあいさつ。
遠藤久美子さんは「現場でも(インパルスの二人が)盛り上げてくださって、でも役に入る時は私も(板倉俊之さん原作の)蟻地獄を読ませていただいて、すっごく面白くてまさに主人公が今回の板倉さんの役と蟻地獄の主人公がリンクして、撮影に入ると(板倉俊之さんが)すごい集中してらして、普段のときは子供とすごい楽しそうに遊んでいて、板倉さんて子供好きなんだなと思ってたんですけど、撮影に入るとそれもプラスされて役に自然に入っていく感じでした。」と語り、板倉俊之さんのオンとオフのギャップに感心した様子。
おススメポイントを質問され、板倉俊之さんは「車を運転しながら演技してるんですけど、そこはガチの運転なんですよ。クランクインして一発目がロケ車で起きてそのまま車に乗って演技するというところで、マジで大丈夫かなと思いながらそんな感じを殺しちゃう演技力がポイントです。」
堤下敦さんは「いつも早口なナレーションをすごいゆっくり言ってるのでそこを聞いていただけたらなと思います。」
遠藤久美子さんは「板倉さんは仕事という苦悩と、家族での苦悩、いろんな苦悩を抱えているんだけれども、息子を抱きしめるところがあるんですね。そこの板倉さんと息子の雰囲気が好きで、堤下さんはその子供が描いた絵を見ての表情がすごく素敵でした。」と見どころを語っていた。
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