メジャーデビューしてから13年目となるBUMP OF CHICKENは、今年の7月3日に初のベストアルバム2枚を出した。彼らの名を一躍知らしめたのは、2001年3月にリリースした3rdシングル『天体観測』だろう。7月5日に放送された朝の情報番組『ZIP!』のコーナー“SHOWBIZ BRAVO!”では、めったにテレビ出演をしない彼らがインタビューを受けて、その『天体観測』のヒットを素直に喜べなかったことを明かしたのだ。
「背中を押してくれる歌詞が好き」、「落ち込んだ時に元気をくれる前向きな歌に助けられた」とBUMP OF CHICKENの魅力を語るファンは多い。彼らは楽曲にどんな思いを込めているのだろうか。藤原は一番生み出すのに苦労したエピソードとして、「『ロストマン』(2003年)という曲は、思い出したくも無いんですが」と語り始めた。
そんな彼らの12年間の思いが詰まったともいえるベストアルバム『BUMP OF CHICKEN I』『BUMP OF CHICKEN II』には、インディーズ時代の楽曲も収録されている。彼らは「自分たちでは選べない」と選曲をスタッフにまかせたという。どの楽曲にも平等に思い入れがあるからこそ、選べなかったのだろう。 (TechinsightJapan編集部 真紀和泉)