久々の本拠地ニューヨークに戻ったジョン・マクレーン=
ブルース・ウィリスは終始にこやかでリラックス・ムード、男性観客の野太い「ブルース、ブルース!」という呼びかけにも嬉しそうに表情を崩すのが印象的だった。やはり、敵だらけのモスクワよりも、ニューヨークが安心できるようだ。
ヴァレンタイン公開とあって
ブルース・ウィリスは「男は賢くなくて、デートプランを決める才能が無い。女性のリードに任せるべきだけど、この映画はデートにもピッタリだ」と「ダイ・ハード/ラスト・デイ」を絡めたバレンタイン・プランを提案。この日のニューヨークは先週ほどではないが、日が落ちてから気温は急降下。氷点下目前の寒さも、このイベント会場だけは無関係だった。
また、日米同日公開となる日本では、この日643スクリーンの超拡大公開で初日を迎えた。メイン館となるTOHOシネマズ 日劇では9時過ぎからチケットを求める観客が来場を始め、10時15分の上映開始時には、木曜初日という変則的なスタートというハンディをものともせず、アクション映画ファンの若い男性グループ、シリーズのファンであろう中年男性、さらにバレンタインらしくカップルも目立つバラエティに富む観客を集めてのスタートとなった。興行収入39.1億円を記録した前作「ダイ・ハード4.0」を上回る猛ダッシュで、最終的に50億円以上を目指す快調なスタートを切っている。
先週から先行公開していたアジアの国々でも爆発的な興収をあげ、世界各地での大ヒットも約束されている「ダイ・ハード/ラスト・デイ」。日本でもウィークエンド成績でダントツの1位となることは確実で、快進撃がいよいよ始まる。