●衆議院・参議院警務部の電話対応参議院警務部「警務部です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
参議院警務部「はぁ、そういうことはウチの管轄じゃないですね。そういうのは衆議院さんの管轄なんですよね。」
山田「そうですか、では衆議院のほうにかけてみたいと思います。ありがとうございました」
衆議院警務部「はい警務部です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
衆議院警務部「あなたどこかの記者クラブに属していますか? 」
山田「いいえ、属しておりません。うちは、記者クラブに属しないニュース媒体になりますので。」
衆議院警務部「ああそう、あなたNHKの記者さんとかそういうとこの知り合い? 」
山田「いえ、存じておりません。私共は記者クラブに属しない形で新規参入したく思い、その登録方法等を教えてもらいたくて御電話しました。」
衆議院警務部「あー、無理だよねえ、ようはフリーってことでしょ? そういう人いるんですよね。誰か国会の記者さんの知り合いとかいればまだ方法はあるんだけどねー。」
山田「方法とはどのような? 」
衆議院警務部「記者クラブに属している記者さんから推薦していれてもらえれば、望みはあるとおもうよ。国会の記者クラブに入ってる記者さんね。」
山田「そうですか。それ以外の形で入るのは無理ですか? 」
衆議院警務部「あるかもしれないし、わからないよねえ、内閣報道室とかに聞いてみて。」
山田「そうですか。ありがとうござました。」
いわゆるタライ回しである。内容を分かりやすくするために要点をまとめて書いてあるが、実際はこの6倍ほどのやりとりがある。所要時間がこれだけで2時間弱かかっている。私は、イライラしながら内閣府に電話するとヒントを得られるかもしれない人にお話をすることができた。
●内閣府のA氏(仮名)との会話内閣府受付「はい、内閣府です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、国会に入れる記者になるにはどうしたらいいですかね。」
内閣府受付「担当の者と変わりますので少々お待ちください。」
ここで5分ほど待たされる。
内閣府A氏「御電話変わりました。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、国会に入れる記者になるにはどうしたらいいですかね。」
内閣府A氏「うーん……警務部とかそちらに聞かれたほうが」
山田「先ほどもそう言われて、参議院警務部、衆議院警務部両方に電話したんですが記者クラブに属して無いと入れないって言われたんですよね。」
内閣府A氏「あ、そうなんですか? フリーの人とかいると思うんですけどね。」
山田「やはりいるんですか……。記者さんどのような物を見せて中に入られてるんですか? 」
内閣府A氏「記者章というものを皆さんお持ちですね。」
山田「それはどうやって作れば・・・? 」
内閣府A氏「多分ですけど、各々の会社が作ってると思うんですよね。とりあえず行ってみては如何ですか?通行を確認している警備員さんのほうが知ってると思いますし。」
山田「ありがとうございました。では記者章なるものを作って行ってみたいと思います。松原大臣が会見される場所ってわかりますか?」
内閣府A氏「火曜日と金曜日に大臣は会見をなさるので、月曜日と木曜日にFAXをそちらにお送りします。」
山田「ありがとうございます! また困ったらAさんに御電話しても大丈夫ですか?」
内閣府A氏「ええ、結構ですよ。がんばってくださいね。」
山田「ありがとうございました!! 」
こうして次の日、5月9日に私は国会に向かうこととなる……続く。
[画像:Dick Thomas Johnson (flickr)http://www.flickr.com/photos/31029865@N06/6700031293/]
※この記事は、ゴールドラッシュの「すこやか山田」が執筆しました。