* * *
■万引きで捕まった主婦みたいでした(笑)
ラジオのメインパーソナリティは初めてだという赤江珠緒アナ。どんな心境で番組スタートを迎えたのか!? そして、手応えは!? 1週目の放送を終えたばかりの彼女を直撃インタビュー!
――『たまむすび』がいよいよ始まりましたね!
【赤江】ラジオブースに入ること自体、約10年ぶりだったんです。アワアワしているうちに1週間が終わってしまいましたね。
――特に初日は緊張しました?
【赤江】月曜日のパートナーはビビる大木さんなのですが……非常に申し訳なかったですね……。CM中も気さくに話しかけてくださるのに、テンパっていて挙動不審な私は空返事するばかり。きっと万引きで捕まった主婦みたいな感じだったと思います(苦笑)。
――大人気だった『小島慶子 キラ☆キラ』の後番組になるわけですけど、プレッシャーは?
【赤江】プレッシャーはめちゃくちゃありましたよ! 今年の冬はずっと「小島さんのように2時間半もラジオでしゃべり続けられるのか」って鬱々(うつうつ)とした気分でした。寝汗がすごくて目が覚めたり、うなされたり、首を寝違えたり……。カラダは正直でしたね(笑)。
――無事に始まってよかったです(笑)。では、番組のイチ押しコーナーは?
【赤江】すべてオススメですが、思い入れがあるのは水曜日の「深読みソングブック」。往年のヒット曲の歌詞に注目して、新たな解釈をしていくというもので、実はこれ、私の企画なんです。
――え、そうなんですか!?
【赤江】昔からラジオをやりたいとひそかに思っていて、もし自分がパーソナリティを務めるなら、こんなコーナーをやってみたいと(企画を)温めていたんです。それをこの番組のスタッフとの顔合わせのときにポロッと言ってみたら、「じゃあ、それで」とアッサリ決まって(笑)。その身軽さがラジオっぽいですよね。
――なるほど。ちなみに、赤江さんの気になる歌詞は?
【赤江】私、(作詞家の)阿久悠先生の歌詞が大好きなんです。言葉のセンスがすごくて、私のボキャブラリーにはないようなフレーズばかり。私は朝日放送時代に高校野球の実況をやっていたことがあるのですが、それと同時期に、阿久先生がスポーツ新聞で『甲子園の詩』という叙情詩の連載をされていたんです。同じ試合を見ているのに、次の日に載る阿久先生のポエムが本当に素晴らしくて。「あ、これいいな」っていう言葉は、こっそり実況で使わせてもらっていました(笑)。
――もともと昭和歌謡がお好きなんですよね!?
【赤江】そうなんですよ。カラオケでよく歌うのが、河島英五さんの『酒と泪と男と女』ですから。
――酒つながりで聞きますけど、お酒は飲むほうですか?
【赤江】朝の番組があるので普段はそこまで飲みませんが、イベントなどの打ち上げでは調子に乗っちゃいますね。前後不覚になってしまうこともしばしば……。朝日放送時代には、泥酔して帰宅後、下着を身につけたまま湯船にずっと入っていたことも(苦笑)。
■週刊誌に書かれた“噂”の真相は!?
――テレビとラジオ、両方とも生放送でかなりタイトな生活だと思います。某週刊誌には「『モーニングバード!』を秋で降板か!?」とか書かれていましたけど……。
【赤江】全然そういうことはないんですけどね(笑)。確かに、ラジオが始まることになって、テレビとの両立は難しいかもって悩んでいた時期はありました。私のわがままで、『モーニングバード!』はロケに行けなくなりましたし……。でも、スタッフの方々はそれを快(こころよ)く受け入れてくれて、「ラジオも頑張って」と背中を押してくださったんです。(コンビを組む)羽鳥(慎一)さんからは、その週刊誌をポンと見せられ、「珠ちゃん、見た見た!? 秋で終わるらしいよ」って言われましたけど(笑)。