ピッチに立った日本代表の2人は序盤から火花を散らし、文字通り“日本人対決”の様相を呈する。ドルトムントが攻撃の際には、細貝が香川を徹底マーク。香川にボールを持たせず、ドルトムントの攻撃を封じる。
ペースをつかめないドルトムントはサイド攻撃で打開を図り、香川も低い位置に下がってリズムを作ろうとする。しかし、アウクスブルクの守備陣を崩しきれずに時間は過ぎていく。
結局、香川は時折光るプレーを見せたものの、最後まで細貝のマークに苦しみ、70分に交代。同ポジションでマッチアップを繰り返した日本人対決は細貝に軍配が上がった。
また、アウクスブルクは得点こそ奪えなかったものの、首位のドルトムントを抑え込み、0−0の引き分けに持ち込んだ。この結果、順位を1つ上げて残留圏の15位に浮上している。
一方、ドルトムントは連勝が8でストップ。とはいえ、2位との勝ち点差は5に縮まったものの、首位をキープしている。