米倉涼子主演のドラマ『HUNTER-その女たち、賞金稼ぎ-』(フジテレビ)や菅野美穂主演の『蜜の味』(同)が視聴率10%前後と低迷するなか、松嶋の大躍進にドラマ関係者は驚愕の声を上げている。
ドラマは家政婦の三田灯(松嶋)が家族問題を次々と解決し、忘れていた家族の絆を取り戻していくストーリー。
「正直、業界関係者の下馬評は大コケ。過去の名作『家政婦は見た』をもじったタイトルも失笑を買ったばかりか、既に終わった松嶋を主役に持ってきた日テレのセンスに他局編成は呆れていた。しかも、ドラマの松嶋は能面のように感情を表に出さない上、台詞もほとんどない状態。あり得ない設定に局内からも『喜劇なの』と言った声が上がっていた」(制作関係者)
しかし、イザ蓋を開けてみれば木村拓哉主演の『南極物語』(TBS)に次ぐ大ヒット。しかも、制作費だけを見れば『家政婦のミタ』は圧倒的なコストパフォーマンスで今期ドラマNo.1。
「『南極物語』は1本あたり約5000万円。しかし、『家政婦のミタ』は2分の1以下の2000万円ちょっと。木村の一本あたりのギャラが500万円。米倉、菅野は共に250万円。肝心の松嶋は150万円。1本300万円と言われていた松嶋にしてみれば、如何にリーズナブルな金額であるかわかる」(芸能プロ関係者)
周囲の雑音はさておき、視聴率の結果を聞いたかつての“連ドラ女王”はすこぶる上機嫌だったという。
「スタッフに手作りのおはぎを自ら配ったそうです。かつての松嶋を知る人が聞いたら間違いなく腰を抜かしますよ」(ドラマ関係者)
気になる今後の展開だが…。あるサプライズ企画も用意されているという。
「夫の反町隆史が“家政婦の三田の元夫”という役で登場することが検討されている」(制作関係者)
ドラマでは回を重ねる毎に謎の家政婦、三田の素性が段々と明かされていく。
「かつてセレブ主婦の三田には、愛する夫と子供がいた。しかし、今は離れ離れに暮らしている。その謎がドラマで少しずつ解き明かされていく」(事情通)
松嶋の代表作になること間違いないようだ。