暴走列車の映画となるとスピード感や破壊力などの“迫力”や列車に立ち向かう人間達の“緊迫感”などを表現した映像が不可欠となる。監督のトニー・スコットは、この点においてかなりこだわりを持って撮影を行ったようである。迫力映像をつくるために、「3DCG」を極力使用しないという最近の流れとは逆行した方法で製作したようである。
使用しない理由を聞いてみると「全てを本当に撮影することを自慢にしているからです。私は人をレーシングカーや、コックピット、列車の機関室に座らせることが、自分の大きな強みの一つだと思っていますからね。それだからこそ、この映画には重量感とエネルギー、そして、緊迫感があります。」とトニー監督は答える。作られたものではなく実際にあるものを撮影することで、迫力の質感をつくっているようだ。
列車の暴走シーンも時速約80、96、128キロメートルの3バージョンで撮影して迫力にこだわったようだ。
この『
アンストッパブル』は第83回アカデミー賞視覚効果部門の候補15本の中にも選ばれている。3DやCGを多用する強豪作品の中でどのような戦いを見せるのか見物である。
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『アンストッパブル』 - 作品情報