ジョルジュ・サンピエールとジョシュ・コスチェックのコーチ対決は、翌週16日(土・同)にカナダはモントリオールのベル・センターで行われることになっているが、ライト級で争われた今シーズンのファイナルは、ともにチームGSPに属していたジョナサン・ブルーキンス×マイケル・ジョンソンの対戦となる。
セレクションで後攻となったGSP、彼のファーストピックがジョンソンで、2番目の選択がブルーキンスだった。ブルーキンスはセバク・マガキアン、サコ・チビチアン、カイル・ワトソンを破って決勝進出を果たしている。
一方のジョンソンはアーロン・ウィルキンスを微妙な判定で下し、準々決勝はアレックス・カサレスを破り、準決勝はナム・ファンから辛くもスプリット勝利を収めて、この日を迎えることとなった。
今シーズンはなかなかの好評を得たものの、SPIKE中継に決勝以外はステファン・ボナー、ケンドール・グローブというシーズン1準優勝、シーズン3優勝者がワキを固めている。
そんななか、今大会からUFCで正式に組まれるようになったフェザー級のマッチアップで、シーズン準決勝で敗れたナムが、レオナルド・ガルシアとTVオープニングファイトで戦う。
当初の予定ではナムは、シーズン12卒業生同士の一戦アレックス・カサレスと戦う予定だたったが、一度は負傷でテイラー・トナー戦が消滅し、対戦カードからその名か消えたレオナルド・ガルシアの名前が復活、ナムと戦うこととなった。
SPIKEカードで、UFC参戦経験もあるガルシアとの対戦が組まれたこと自体が、シーズン中の好評価が反映したカードといえる。
この他、TUF12組では、プレリミナリーでサコ・チビチアン×カイル・ワトソン、ともにブルーキンスに敗れた者同士の一戦。シーズン12初戦でコスチェックのファーストピック、マーク・スティーブンスを破ったアーロン・ウィルキンスと、同じくスティーブンスをワイルドカード(敗者復活戦)で下したコディ・マッケンジーとの一戦、フェザー級に転向したパブロ・ガーザがフレジソン・パイシャォンと対戦する。
プレリミナリー&メインだが、シーズン12卒業生のファイトとして、決勝を除く6名の出場は、全11試合を考えれば、やや少ないといえる。そんななか、メインもそうだが、戦極フェザー級GPでも活躍した、“日本大好き”ヴェトナミン・アメリカン=ナム・ファンとレオナルド・ガルシアの一戦は期待感の高いカードだ。
また、メインで組まれたミドル級マッチアップ、デミアン・マイア×ケンドール・グローブ、UFC初のバンタム級戦ウィル・カンプザーノ×ニック・ペースと、どこを区切っても注目カードが並ぶTUF12フィナーレは、金太郎飴イベントといえる。[
対戦カード&詳細はコチラ]
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