この夫婦は55歳で教師のエイドリアン・キャラウェイさんと、22歳の妻キンバリーさん。2人はキンバリーさんが英南部ハンプシャー州バーグクラーの学校に通っていたときの先生と生徒の間柄で、2人の関係は「彼女が11歳のときに始まった」という。エイドリアンさんは当時、彼女より年上の子どもを3人持つ父親だったとも伝えられているが、30歳以上も年の離れた少女時代のキンバリーさんに、特別な何かを感じてしまったようだ。
一方のキンバリーさんは、父親より数か月年長という先生との恋愛を密かに育み続け、両親は彼女が19歳の誕生日に同居を打ち明けるまで、交際の事実に全く気付かなかったという。しかも両親はエイドリアン“先生”をよく知っていただけに、3年前に突然明かされた娘の告白は、まさに寝耳に水。今は立派な大人になったとはいえ、少女時代から交際していたことを知った両親は激怒し、文句を言いに学校へと向かった。ところが、ここでさらにショッキングな事実が判明する。
校長に不満を漏らした両親はこのとき、彼女が16歳のときの学校のスキー旅行で、2人が「不適切な行動」をしていたとの苦情を学校側が受けていたと知ったそうだ。ところが、警察による調査では「証拠が見つからなかった」ことから、結局この話はうやむやのまま幕引き。このため、学校側はこの件を彼女の両親に伝えなかったようだが、2人の友人の話では、両親はこの出来事がその後の結婚に「とても関係している」と考えているという。
さらにこの友人は、学校側も2人の関係を懸念をしていた様子があったというが、警察官を目指したキンバリーさんはほかの学校へ行くために16歳で退学。また、キンバリーさん自身も「彼とは会うだけ」と話していたことから、学校側は「それ以上行動を取れなかった」のが実情だった。
両親としては当然の怒りではあるが、愛を貫いてきたキンバリーさんはそれに全く動じなかった。不満を示す両親に対し、キンバリーさんは「これ以上煩わせるなら、2度と口をきかない」と啖呵を切り、親子の関係は断絶状態に。その後、今年生まれた息子の命名式や8月の結婚式にも、両親は顔を見せなかったという。
彼女が小学生の時点で発覚していれば、もちろん大問題になってしまう今回のケース。しかし、この話題を伝えた同紙には「2人には幸せになって欲しい」「社会の非難にあっても、本当に愛する人に出会う可能性は充分あり得る」など、2人を肯定的に捉えるコメントも少なからず寄せられている。