台湾では2001年から狂牛病問題のために日本からの牛肉輸入を禁じている。最近では宮崎県で口蹄疫問題が発生したために、日本は台湾にとって更に口蹄疫危険地区となっている。そのため、台湾で日本和牛を口にする機会などないはずなのだが、この市場に詳しい日本料理レストラン業者によれば、松阪牛は高級鉄板焼き店や鍋店、日本料理店には欠かせない食材なのだという。客単価5000元(約1万3600円)以上の鉄板焼き店で、もし松阪牛がなければ客は来ないそうだ。
和牛を密輸している業者の話では、日本現地の松阪牛は1kg当たり8000〜9000円。それを1kg 500元(約1360円)の報酬で運び屋に密輸させ、1kg 8000元(約2万2000円)以上でレストランに売りつけるというから、相当な利益率だ。
台湾に持ち込まれた和牛は、通常、顔見知りのレストランに売られる。1ブロック約12kgの松阪牛。価格は10万元(約27万3000円)を超える。しかし、レストラン側は「入荷されないのが心配なだけ。売れない心配はない。」と話す。
密輸の方法は、荷物の中に隠して入国する他、税関のチェックを避けるため航空便で送るケースも多いようだ。
日本からの牛肉密輸を厳しく取り締まっているという桃園空港。違反者は肉そのものが没収されるだけでなく、3000〜1万5000元の罰金が科せられる。
今年4月、日本が口蹄疫区とされてからは、密輸者は送検され、7年以下の懲役或いは300万元の罰金も科せられるという。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)
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