今回のゲーム版はアイディアファクトリーの「オトメイト」ブランドでの登場。同ブランドはこれまで人気シリーズの「緋色の欠片」や、4月からアニメ版も放送中の「薄桜鬼」など、著名な乙女ゲームを多く送り出してきたことでも知られている。ただ、「学園
ヘタリアPortable」のジャンルは“交流アドベンチャー”とされており、乙女ゲームの要素があるかどうかは現時点では明らかにされていない。
ちなみに、日丸屋秀和の公式サイト「キタユメ。」では、過去にゲーム「学園
ヘタリア」の体験版をフリーウェアとして配布していたことがあったが、現在は公開されておらず、サイトにはリンクが残されるのみとなっている(※リンク先はダウンロードできない状態)。そのため、ファンの間では“幻のゲーム”と呼ばれることもあっただけに、今回の正式なゲーム化はファンにとって嬉しいニュースとなりそうだ。
「
ヘタリア Axis Powers」はコミック単行本が累計100万部を突破した大人気マンガ。世界史をモチーフに、世界のさまざまな国を擬人化したキャラクターが登場し、その国の特性を面白く表現した作品だ。登場人物はイタリア、ドイツ、日本の3か国を中心に、イギリス、アメリカ、フランスなどなど。各国が世界史や国民性にちなんだやり取りをコミカルに繰り広げていく。
同作は近年活発な動きを見せており、今年も3月にアニメイトTV(http://www.animate.tv/)で配信中のアニメ「
ヘタリア Axis Powers」が第3期に突入したほか、5月21日にはコミックス第3巻が発売。さらに映画「銀幕
ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)」の公開も6月5日に控えている。