1年振りに復活する全米3大ネット地上波CBSによるMMA中継となった同大会、そのメインイベントで、エメリヤーエンコ・ヒョードルが、エリートXCやストライクフォースを中心にMMA10勝0敗のパーフェクトレコードを誇るブレット・ロジャースと対戦した。
今年1月、今はなきアフリクションのリングでアンドレイ・オルロフスキーを下して以来、約10ヶ月振りの実戦となったヒョードルは、初のケージ&全米地上派でどのような戦いをみせるか?
場内の盛り上がりも最高潮となった状態で登場した両者。序盤からテイクダウンを奪ったヒョードルだったが、ロジャースも機敏な反応をみせると、細かいフックでヒョードルから鼻血を出血させた。さらに、ヒョードルのテイクダウンに、リバーサルからトップを奪い返すと、パウンドを叩き込んだロジャースは、オルロフスキー以上にヒョードルと互角の攻防を繰り広げる。
だが、2Rも1分半が経過、両者の距離が再び迫ったが刹那、ロジャースの左ストレートに、ヒョードルが右ストレート一閃。この一撃でロジャースをキャンバスに倒すと、そのままパウンドを連打したヒョードルがTKO勝ちを挙げた。
「神に感謝したい。1Rに少し時間をかけてロジャースの動きを掴んだことが勝因。疑いなくロジャースは素晴らしいファイターだ。ただ、彼の隙を見つけることができた。ロジャースがリマッチを望むなら、もちろん受ける」と試合を振り返ったヒョードルは、決して一方的な展開ではなく、攻防のなかで確かな強さを見せつけ、その存在感の大きさを示すストライクフォース&全米地上波デビューとなった。
また、ストライクフォース世界ミドル級王者決定戦では、ジェイク・シールズがジェイソン・ミラーを相手にMMA最高峰の攻防を展開した末、判定で破り新王者に。幻のハルクトーナメント準決勝戦となったゲガール・ムサシ×ティエリー・ソクジュの一戦は、ムサシが完勝した。
■関連リンク
・
皇帝ヒョードル、全米地上波登場も気負いなし・
デルロザリオ劇的一本、12月はカン・リー、ジャカレイ、モーが参戦へ・
UFC公式グッズ、DVD、Tシャツはコチラへヘビー級/5分3R |
○エメリヤーエンコ・ヒョードル (ロシア) | 2R1分48秒 TKO 詳細はコチラ | ブレット・ロジャース× (米国) |
|
Strikeforce世界ミドル級王者決定戦/5分5R |
○ジェイク・シールズ (米国) | 5R終了 判定 詳細はコチラ | ジェイソン・ミラー× (米国) |
|
ライトヘビー級/5分3R |
○ゲガール・ムサシ (オランダ) | 2R3分43秒 TKO 詳細はコチラ | ティエリー・ソクジュ× (カメルーン) |
|
ヘビー級/5分3R |
○ファブリシオ・ベルドゥム (ブラジル) | 3R終了 判定 詳細はコチラ | アントニオ・シウバ× (ブラジル) |
|
女子145ポンドマッチ/5分3R |
○マルース・クーネン (オランダ) | 1R1分5秒 腕ひしぎ十字固め
| ロクサン・モダフェリ× (米国) |
|
フェザー級/5分3R |
○ジェフ・カーラン (米国) | 1R1分39秒 TKO
| ダスティン・ニース× (米国) |
|