マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は3−3で引き分けたホームのCSKAモスクワ戦を終え、「ルーニーは使いたくなかった」と話した。
後半開始直後に3失点目を喫し、今季のCLグループリーグで初黒星の危機に直面したファーガソン監督は、温存していたウェイン・ルーニーをピッチに送り込んだ。
本来ならば、週末のチェルシーとの首位対決を前に休ませたかったのに加え、ルーニーは前日に妻が男子を出産したため、練習も欠席し、睡眠も十分に取っていなかった。
しかし、イングランド代表は期待に応え、ゴールこそならなかったが、チームに勢いをもたらし、それがスコールズとバレンシアのゴールを生んだ。
「正直言うと、彼は寝不足だったんだ。だが、3点目を許したところで、手を打つしかなかった」
「ホームで3失点は不満が残るよ。特にハーフタイム直後の3点目は意表を突かれたし、相手はそれで強気になったと思う。まったくうちらしくない戦いだった。チェルシー戦ではセットプレーが多くなるだろうから、この試合は我々に対する警告でもあったんだ」
「だが、最後の20分からの集中力はすごかった。あんな早くからウェインを使いたくはなかったが、そうせざるを得なかったんだ」