――プライベートでもお付き合いがあるそうで。
島崎:はい。同じ高知県出身で、たまたま年も近くて、メールとかすごく仲良くさせてもらって。真夜ちゃんも今回はご自身のアルバム制作とツアーも控えてて。スケジュールが合わなければ、もうダメじゃないですか。でも、ダメ元でお願いしたら、なんとかスケジュールをやりくりして下さって。真夜ちゃんも「本当に書きたい!」と言ってくれて、その気持ちが嬉しかったですね。ご縁って、あるんだなって。でも待ってるスタッフは、本当に書いてくれるのか、もう詞が届くまでヤキモキして。時間が決められてるから、頂いてそのままもうすぐレコーディングに行って。真夜ちゃんもわざわざ足を運んで、差し入れまで持って来てくれて。気は遣わせる、金は使わせるで、もう申し訳なくて(笑)。デモテープの歌い方とか、「なかなか切っ掛けがつかめないと思うんで、とりあえず私が歌う通りにやってみて」とかアドバイスしてくれたり。
――歌詞をご覧になって、どう思いましたか?
島崎:「和歌ちゃんをイメージしたよ」って言われて。「アハハと笑って」ってあるでしょ、そのまんまだと思って。初めね「ガハハ」にしたんだって、「さすがに合わないんだよね」とか言われて、そんなイメージなんだって(笑)。でも、すごく嬉しいなと思って。ドラマの主題歌も絡めてあったので、前向きで明るい歌っていうテイストはあったんですけど、それに私らしさ、女性らしさ。あと、明日は必ず来るんだから、「明日に向かって」というのはすごく好きですね。
――歌詞に「恋より仕事」とありますが、ご本人としては如何ですか?
島崎:仕事が無かったらねぇ、私どこに行けばいいんだろう?嫁の行く先も無いし、田舎に帰っても、このご時勢仕事無いでしょ(笑)。でも、今の社会の女性って感じですよね。ちょっと前までは、例えば私が20歳そこそこで、35〜6歳の人を見て「なんでだろう?」とか思ってました。そういう人って数少なかったけど、今は結構30代の人で多いでしょ?
――別に珍しくもないですね。
島崎:ね?だから、すごく時代を反映してるなと思って。この時代で良かったなと思いますよ。だって好きな仕事をやらさせてもらって、稼いだお金で好きなことが出来て、こんな幸せなことって無いと本当に思う。
――恋の話だと、魅力を感じるのはどういうタイプの人ですか?
島崎:今は、働いてて好き嫌いが無かったら十分です(笑)。
――昔は色々あったけど?
島崎:そりゃあ年収1000万だとか、生意気なこと言ってましたよ。やっぱりマンションより一戸建てじゃない?とか、車は左でしょって、免許持ってないのに(笑)。でもね、自分がこうやって働いて、やっと芸能界でも安定してきて。自分が働いてる分そういう気持ちも分かるし、人に頼ってる場合じゃないやと思った。好き嫌いが無くて、体が健康だということは心も健康で丈夫だから、それが一番。他はやっと、おばさんたちのファンが付いてきたなって感じ(笑)。「顔だけじゃないのよ」とか、こういうことなんだって(笑)。見てくれって、女も男も変わるじゃないですか。芸能界だから、業界ってみんな若いけど、やっぱり平等に年を取るし。