現在54歳のデンマーク人指揮官は、2024年12月に日本女子代表に史上初の外国人監督として就任し、翌年のシービリーブスカップで初優勝に導いた。
さらに今年3月の女子アジアカップでは、2大会ぶり3度目の優勝をもたらした。大会を通じて29得点1失点と圧倒的な強さだった。
会見の冒頭、宮本会長はニールセン監督の退任を決断した理由を次のように語った。
「ニールセン監督は外国人初のなでしこの監督で、新しいアプローチやチャレンジ、そしていろいろな新しい空気も生まれた。先月のアジアカップも優勝した。しかし、昨年の戦いぶりや我々が先週の日曜日に発表したJFAの成長戦略における女子戦略の根幹となっている主要な国際大会で優勝するのを考えた時、総合的に判断して今回の決断に至った」
なでしこジャパンは、昨年11月に長崎でカナダ代表とMS&MDカップで対戦し、その後に同代表とトレーニングマッチも行なっていた。
佐々木氏によれば、この2連戦から
なでしこジャパンの狩野倫久コーチがチームの活動を主導しており、カナダ戦からチームに変化が生まれたという。それらを考慮して退任に至ったと伝えた。
「狩野コーチ主導で活動するなかで、監督をもっともっと深くサポートしてくれるような状況にカナダ戦から変わった。そのなかで非常に選手たちのパフォーマンスや戦術的な要素、チームビルディング等々も変化してきた。これらを踏まえて、本人(ニールセン監督)とも話をしたなかで、ワールドカップに向けての情熱や技量が足りないと決断した」
佐々木氏は狩野コーチがすべてを主導していたわけではなく、あくまでもニールセン監督と相談のうえでともに行なっていたと強調したものの、ニールセン監督主導でやっていた練習の計画や選手の配置などは徐々に狩野コーチがリードする形に変わっていったとも話した。
なお、新指揮官について、宮本会長は「後任の監督に関しては様々な手続きが必要になっているため、ここで伝えることはできないが、すでに着手をしている」と述べた。
取材・文●沖野楓弥(サッカーダイジェストWeb編集部)
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