カタールW杯後の第2次森保ジャ
パンにとって、初陣の23年3月の
ウルグアイ戦、同年9月のドイツ戦、昨年10月のブラジル戦に続くW杯優勝経験国との対戦。そのうちドイツ、ブラジルからゴールを奪ってきた日本最強のストライカーはこれまでの自信を誇るのではなく、変わらぬチャレンジャー精神で挑もうとしている。
「とにかく挑戦するだけ。本当に全力をぶつけてみて、勝ちに行って、結果どうかというところと、内容どうかというところが終わってからわかる。とにかく試合に夢中になって戦いたい」
近年は得点力に磨きがかかっているだけでなく、ボールを収めたり、ワンタッチで叩いたりするポストプレーも目覚ましく成長。昨年10月のブラジル戦ではGK
鈴木彩艶からのロングキックをヘディングで落としたところから決定的なチャンスが生まれたりと、周囲との連係なしでも個の力でボールを前進させられる局面さえも目立っている。
上田自身は「僕自身はブラジル戦はそんなに
成功体験とは思っていなくて、どちらかというとポストプレーだったり、ビルドアップに参加するところは質がいい試合ではなかった」と冷静に回顧するが、「ロングボールの対応はそれなりだった」との手応えも。「明日も(相手の)ハイプレスがくるなか、前でロングボールを収めたり、楔を受けたりする仕事はあると思うので、できるだけチームのためにプレーしたい」と意気込んだ。
普段はオランダの
エールディビジでプレーしている上田にとって、プレミアリーグ級のDFと対峙できる機会は欧州カップ戦を除けば貴重。高揚感を隠すつもりはない。
「個人的には楽しみ。普段オランダリーグでプレーしているなか、プレミアのトップトップでプレーしている選手、ましてやイン
グランド代表の選手に国を背負って力を試させてもらえるのは素晴らしい機会だと思う」
そんな心構えの源泉はあくなき成長意欲にある。「CB一人一人でもスタイルは違うし、いろんなCBと対峙して自分のポストプレーの幅も広げていかないといけないし、単純にそういうのを抜きにしてもレベルの高い相手と自分が今持っているものをぶつけられるのはすごく楽しみですね」。2度目のW杯を3か月後に控え、日本のエースは心身とも充実した状態でサッカーの母国に挑む。
(取材・文 竹内達也)