FIFAワールドカップ2026の出場を決めているイングランド。トーマス・トゥヘル監督が率いるチームは、3月に行われるウルグアイ代表戦、日本代表戦に向けて35名を招集。チャンピオンズリーグ(CL)などを戦った主軸選手は遅れて合流させるなど、2チーム体制でW杯前最後の戦いに臨んだ。
結果として、コンディション不良やウルグアイ戦での負傷者などが重なり、8名が離脱する事態に。そんな中、ウルグアイ戦を回避したノッティンガム・フォレストのMFエリオット・アンダーソンに注目が集まっている。
現在23歳のアンダーソンは、グラスゴー出身の祖母を持つためスコットランドにもルーツが。ユーロ2024予選ではスティーブ・クラーク監督からスコットランド代表に招集されるも、ケガのために辞退。世代別ではスコットランド代表でプレーしていた中、その後にイングランド代表を選択。2025年にはUー21欧州選手権で優勝に貢献していた。
2025年9月にイングランド代表デビューを果たしたアンダーソン。ニューカッスルのアカデミーで育った逸材は、2024年8月にノッティンガム・フォレストへと移籍し頭角を表し、現在はW杯メンバー入りを争っている状況だ。
プレミアリーグでは残留を争うクラブの中で、一際輝きを見せているアンダーソン。「この2年間は大きな変化の連続だった。正直に言って、ピッチ内外で、ここにいる間はかなり良い結果を出せたと思っている」とノッティンガム・フォレスト移籍後のパフォーマンスに手応えを語り、「人間としても成長できたし、クラブがそういう機会を与えてくれて、自分のやりたいことをやらせてくれたことに感謝している」と、ここまで移籍が成功に終わっている振り返った。
「選手としてのキャリアにおいて、自分がどこにいるかなんて誰にも分からない。故郷を離れるのは、キャリアにおける大きな一歩だ。僕にとっては間違いなく必要なことだったし、結果的にとてもうまくいった。だから、あの決断をして良かったと思っている」
また、イングランド代表デビュー後は、5試合連続で先発出場。先日にウルグアイ戦は初めてプレーしなかったが、ここまで6試合に出場しているアンダーソンはトゥヘル監督からの信頼も厚い。本人はレギュラーだと思うかという問いには「そうだと良いね」とコメント。「イングランド代表には本当に優秀な選手がたくさんいる。もちろん今年は出場機会に恵まれたけど、ポジションを維持するためにはプレミアリーグとヨーロッパリーグでも結果を出さなければならない」と、さらなるパフォーマンスを出すことに意気込んだ。
そのアンダーソンは、プレミアリーグで最多のボール奪取数(259回)を誇り、パス数も2002本でリーグ5位。成功率も85.8%を記録している。若きアンダーソンともプレーした元アイルランド代表MFグレン・ウィーラン氏は「彼のボールの扱いはどこか古風だ。出身地を考えると、ガッザ(ポール・ガスコイン)を思い浮かべるだろう」と、かつて“天才”と呼ばれた元イングランド代表MFポール・ガスコイン氏を彷彿とさせるとコメント。「彼にはそういう雰囲気がある。イングランド代表として大きな成功を収め、長年にわたって主力選手として活躍するだろう」と期待を込めた。
日本代表戦に出場する可能性が高いアンダーソン。イングランド代表との試合は、31日の27時45分(4月1日の3時45分)キックオフ。地上波では『NEK Eテレ』、インターネットでは『U-NEXT』と『NHK ONE』でライブ配信される。