GPUを用いて非常に高速な圧縮処理が可能な圧縮・解凍(展開)ソフト「CoZip」がべあ(bea4dev)氏によって公開されました。オープンソースで開発されていてWindows用のインストーラーも用意されていたので、実際に使ってWindows標準機能と速度を比べてみました。
GitHub - bea4dev/cozip: Cooperative CPU + GPU (WebGPU) compression library for Rust. · GitHub
https://github.com/bea4dev/cozip
CoZipをインストールするために、まずの以下のリンクをクリックして配布ページにアクセスします。
Releases · bea4dev/cozip
https://github.com/bea4dev/cozip/releases
最新版のインストーラーをダウンロードします。今回は「cozip_win_installer.exe 」をクリックしてダウンロードしました。

ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして実行します。

保護通知が表示されたら「詳細情報」をクリック。

「実行」をクリック。

ライセンス規約をよく読んでから同意のチェックを入れて「次へ」をクリック。

特に設定は変更せずに「インストール」をクリック。

「完了」をクリックすればインストール完了です。

CoZipを使って圧縮・展開を実行するには、まず対象のファイルを選択してから右クリックメニュー内の「その他のオプションを確認」をクリック。

コンテキストメニューに「圧縮」「展開」という項目が追加されています。このボタンから圧縮・展開処理が可能です。

というわけで、Windows標準機能とCoZipの処理速度を比べてみます。まず、4本の動画を1個のZIPファイルに圧縮する速度を測定します。動画ファイルの合計サイズは7.59GBです。なお、今回使っているPCのCPUは「AMD Ryzen 5 7600X」で、GPUは「NVIDIA GeForce RTX 5070Ti」です。

Windows標準機能で圧縮します。右クリックメニュー内の「圧縮先」をクリックしてから「ZIPファイル」をクリック。

圧縮完了までにかかった時間は2分6秒でした。

続いて、CoZipで圧縮します。右クリックメニュー内の「その他のオプションを確認」をクリック。

「圧縮」をクリックしてから「zip(CPU + GPU)」をクリック。

処理状況は以下のような画面で表示されます。

処理完了。

圧縮に要した時間はわずか34秒でした。Windows標準機能と比べて約4倍高速です。

圧縮後のZIPファイルは「Archive.zip」という名前になっていました。

CoZipで圧縮処理中の負荷をタスクマネージャーで確認。圧縮開始と同時にCPUの全スレッドを使って処理しています。

GPUもしっかり有効活用されていました。

CoZipで圧縮したZIPファイル(左)とWindows標準機能で圧縮したZIPファイル(右)のプロパティを並べてみました。CoZipだとファイルサイズが圧縮前の合計ファイルサイズより増えて7.77GBになっています。

続いて、圧縮対決で作った「Archive.zip」をWindows標準機能とCoZipで展開して速度を比べてみます。まずWindows標準機能で展開するべく右クリックメニュー内の「すべて展開」をクリック。

「展開」をクリック。

58秒で展開できました。

CoZipでも展開します。右クリックメニュー内の「その他のオプションを確認」をクリック。

「展開」をクリックしてから「ここに展開」をクリック。

展開中の画面はこんな感じ。展開処理はCPUのみで実行されます。

完了しました。

展開にかかった時間は1分6秒。CoZipは圧縮は爆速ですが、展開速度はWindows標準機能と同程度です。

なお、べあ氏によると、記事作成時点のバージョンは「大きいファイル」が得意で、「細かいファイルが大量にあるフォルダ」の圧縮はそれほど高速ではないそうです。
CoZipのソースコードは以下のリンク先で確認できます。
GitHub - bea4dev/cozip: Cooperative CPU + GPU (WebGPU) compression library for Rust. · GitHub
https://github.com/bea4dev/cozip