渡辺はW杯出場国との対戦が続いた昨年9〜11月の国際Aマッチ6試合のうち、
メキシコ戦、
パラグアイ戦、
ブラジル戦、ガーナ戦の4試合に先発フル出場。
谷口彰悟、鈴木淳之介、瀬古歩夢の3試合を上回り、最長のプレータイムを記録していた。今回の守備陣では伊藤洋輝が1年ぶりの復帰を果たしたとはいえ、冨安、安藤の他にも
板倉滉、町田浩樹が負傷離脱中。渡辺は引き続き3バックでの主力を務めることが期待されている。
そうした中で渡辺は「まずチームとして勝つ、良いパフォーマンスを出すことが自分の評価につながるというのが大前提なので、まずはチームの結果にこだわる」という意気込みを述べつつ、負傷者が復帰しても生き残れるパフォーマンスを自らに求めていた。
「サバイバルと言ってしまえばサバイバル。まだケガで離脱している選手もこの先帰ってきて、もっと競争が厳しくなるという中、もっとパフォーマンスを出さないといけない緊張感もありながら、それは楽しみな部分でもある」
特に冨安はCBのライバルでもあるが、共に
東京五輪世代からしのぎを削ってきた間柄。冨安が負傷した直近の
エールディビジで直接対決していた渡辺は「彼もコンディションを上げてきて素晴らしいパフォーマンスだった」と目を細めつつ、「今回は離脱になったけど大きなケガじゃないということでW杯には絶対に合わせてくると思う」と早期回復を願っている。
その上で渡辺は「日本にとっても彼を超える(という意識)じゃないけど、そうやってみんなで高め合えているのがいまの日本代表のいいところ」と現状の負傷者も交えたポジション争いを歓迎。「ドゥー(安藤)も離脱してしまって、町田もまだ帰ってきていないし、全員が帰ってきた中で誰が選ばれるかというのがベストなチーム。まずはそれに漏れないようにというところと、今回は(自分に)チャンスがあるのでアピールしたい」。ライバルの存在を刺激に変え、ハイパフォーマンスを誓う。
(取材・文 竹内達也)