アジアの舞台で圧倒的な強さを見せつけた。グループステージは3連勝。台湾に2−0、インドに11−0、ベトナムに4−0。準々決勝はフィリピンに7−0の完勝を収め、準決勝は韓国を4−1で下し、決勝はホスト国のオーストラリアに1−0で競り勝った。全6試合で計29得点1失点と、向かうところ敵なしだった。
3月23日には都内でアジアカップ優勝報告会見が行なわれた。ニールセン監督は「小さなターゲットをしっかりとクリアしつつ、大きいターゲットであるアジアカップ制覇ができた」と喜び、「自分たちは今、正しい道を進んでいる。本当に力強く進んでいると思う」と胸を張る。
加えて「ワールドカップを考えると、自分たちの良さを出せない相手が出てくる可能性があるので、そのなかでどうやって自分たちのスタイルを出していくか。自分たちの流れではない時に、どうやって流れを引き寄せるかが大事」と気を引き締めた。
また、日本サッカー協会・女子委員長の佐々木則夫氏は、来年のブラジル女子ワールドカップに向けて、
なでしこジャパンのさらなる飛躍に期待を寄せる。
「アジアの中でのランキングは日本がトップで、『優勝して当たり前だろう』という方々もいるが、こういった大会で優勝できてない現状があった。今回、しっかりと勝ち抜いたことで、これからのワールドカップへの勢いがついていると思う。
もちろん、もっと大きな大会で結果を出すことが大きな目標だから、登竜門というか通過点。この優勝をきっかけに、ワールカップも皆さんの期待に添えるように頑張ってもらいたい」
次は世界の舞台で、栄冠を手にする――すでに新たな目標を掲げる日本に、韓国メディアも反応した。『スポーツ朝鮮』は「“韓国サッカーの惨憺たる現実”韓国など眼中になし...“アジア最強を証明”日本、アジアカップ優勝は基本、“ワールドカップ優勝を狙う”と宣言」と見出しを打った記事で、「日本は韓国を競争相手として考えてもいない」などと報じている。
「日本は韓国と見据える夢の大きさが違った。韓国女子代表チームもアジアカップでベスト4に進出し、善戦した。ベスト4入りしたことで、2027年のブラジル女子ワールドカップ出場権も獲得した。4大会連続のワールドカップ進出だ。
しかし、日本の目標は次元が違った。ワールドカップ優勝である。日本は2011年大会で、アジアで初めて女子ワールドカップ優勝を成し遂げた。2015年大会でも準優勝を果たし、中国をアジア最強の座から引きずり下ろした。ただ、過去2大会はベスト4にも進出できず、プライドを傷つけられた状態だ」
近年の戦績にも触れたうえで、「日本はアジアカップ優勝の勢いに乗り、ワールドカップ優勝まで突き進む覚悟だ」と記した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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