近藤被告は2021年以降、須恵町や篠栗町の採用試験で「
岐阜県教育委員会作成」と偽造された中学校教諭の免許状の写しを提出した偽造有印公文書行使の罪に問われていました。
これまでの
裁判で、近藤被告が児童買春や
道路交通法違反で有罪となり、2度にわたり教員免許を失効していたことが明らかになっています。
福岡地裁の今泉裕登裁判長は23日、「学校が楽しかった、学校で仕事がしたいという身勝手な考えから、出所してわずか1年3か月後に、偽造教諭免許状の写しを提出した。さらにそのおよそ4年後、別の町役場に同様に偽造教諭免許状の写しを提出した」として「常習性は顕著で、法を守る意識は著しく鈍っているというほかない」と指摘しました。
さらに「採用過程で誰も偽造であることに気づかないほど精巧で、高度の社会的信用が求められる公文書に対する信用を害した程度は大きい」としました。
その上で、事実をいずれも認め、今後は学校教育に関わらない旨を述べるなど反省の態度を示しているなどとして、懲役4年6か月の求刑に対し、懲役3年6か月の判決を言い渡しました。
近藤被告は被告人質問で、次のように動機を説明していました。
■弁護士
「(教員)免許を取り直すことがなかったのは、どうしてですか」
■近藤被告
「過去の事件があるので、教員免許を取っても採用されない」
■裁判長
「犯罪を犯してまで、学校で働きたいと思うのはなぜですか」
■近藤被告
「楽しいからです 楽しかったからです」
検察側は「子どもに関わる仕事がしたいという自身の欲望を優先した、あまりに身勝手な犯行」などとして、近藤被告に対し、懲役4年6か月を求刑していました。