自らを「限界国境系YouTuber」と称し、辺境地や国境エリアを取材する人気YouTuber・SUこと陶山健人氏は、著書『世界史の食べ歩き方』の中で、日本人がほとんど訪れることがない場所のリアルな日常を余すことなくつづっています。
今回は本書から一部抜粋し、日本にとっては身近な国「
アメリカ」の滅入るような物価高に関する本音トークを紹介しましょう。
【画像】大谷の大好物としても知られる「イネナウト」米国の物価高がすごいことに
世界の中心といわれ日本と同盟関係にある米国ですが、ここ最近の円安で米国に旅行へ行く日本人は激減しています。私は年に1回くらいのペースで米国へ行きますが、正直言うとあまり行きたくないです。
米国という国は好きなのですが、滞在費が高いのと、米国の食事があまり好きではないという理由からです。もちろんハンバーガーなどのファストフードは好きですが、若い時に比べると
アメリカンな食事をする耐性が年々弱くなってきており、しかも1食の費用がとんでもない金額で気が滅入るからです。
日本人が一番訪れる米国の街といえばハワイ・ホノルルでしょう。もともとハワイは米国の中でも物価が高いエリアですが、コロナ後はさらなる物価高になっています。
直近だと2023年〜2025年にかけてハワイへ訪問していますが、行くたびに出費が増えていると実感します。コロナ前と比べて日本人
観光客が減ったと言われていますが、それでも米国本土に比べれば今でも、経済的余裕がある方を中心に
観光地として人気です。
高いのに美味しくない、接客も……
食事は高いのに美味しくない、接客サービスが悪いというのが、個人的にガッカリします。それがハワイに限らず、米国本土でも同様です。円安で敏感になっている日本人の立場からすると、現在の米国旅行は値段と満足度を計算式にして物差しにするとネガティブ要素の方が勝る気がします。割り切って、旅行だし値段は気にしない! という意気込みが必要です。
ホノルルで美味しいちょっと良い感じの和食のとんかつ屋さんに知り合いと食べに行ったのですが、なんと、とんかつ定食が8000円です! そのことをXに投稿したところバズってしまい、のちにYahoo!ニュースにも掲載されました。
「もうハワイには行けない……」「物価から考えると、日本はもう先進国ではない」などと国内ユーザーからの絶望感漂う悲観的なコメントだらけになってしまいました。
直近2年くらいでニューヨークやロサンゼルス、シアトルやデトロイト、アラスカなども行きましたが、総じて物価は高いですから、米国に行く場合は覚悟が必要です。大谷翔平の試合を生で観られれば、他は何も気にしない! という気持ちがある人くらいしか、米国旅行はお勧めしません。
マクドナルドで2000円、ラーメン1杯3000円、コーヒー1杯1500円くらいは余裕で許容できないと、旅行中にストレスで精神が病んでしまいます。
陶山 健人(すやま・けんと)プロフィール
1989年生まれ。愛知県出身。地元大手企業で10年間の会社員時代を経て脱サラ。2018年YouTubeチャンネルを開始。登録者30万人超の「SU channel / 旅行」アカウントを運営し法人化。現在はSUポメロ株式会社の代表取締役。交通関連、エアライン、ホテル、海外渡航情報、現地グルメなどに精通しつつ日本人があまり行かない国や街、様々な国境エリアを実際に自ら訪れ、リアルな様子や体験談をわかりやすくまとめてコンテンツとして提供。視聴者を楽しませる現場主義スタイルが人気。実用的な旅行情報と親しみやすい人柄で多くの視聴者に愛され影響力も持つクリエイター。座右の銘は「思い立ったら即行動!」。好物はうなぎ。
(文:陶山 健人)