昨年の11月以来、4か月ぶりの代表活動は、今夏の
北中米ワールドカップ出場を目指す選手たちにとって、最後のアピールのチャンスとなる。注目の英国勢2連戦に森保ジャパンは、どんな陣容で臨むのか。
相変わらず続出しているのが故障者だ。DF長友佑都(FC東京)、DF板倉滉(アヤックス)、DF町田浩樹(ホッフェンハイム)、DF伊藤洋輝(バイエルン)、DF高井幸大(ボルシアMG)、MF遠藤航(リバプール)、MF南野拓実(モナコ)、MF久保建英(
レアル・ソシエダ)らは選外になるだろう。他にも見極めが難しい選手がいるが、招集メンバーを予測してみたい。
まずGKは、11月に負った左手の骨折が完治した正守護神の
鈴木彩艶(パルマ)が復帰する見込み。残り2人は、常連の大迫敬介(サンフレッチェ広島)と、11月シリーズで2試合ともゴールマウスを守った早川友基(鹿島アントラーズ)が名を連ねるだろう。
先に挙げた通り、怪我人が多発する緊急事態となっている最終ラインは、渡辺剛(フェイエノールト)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)、瀬古歩夢(ル・アーブル)、安藤智哉(ザンクトパウリ)は堅い。もし、コンディション不良で15日の試合を欠場した渡辺が間に合わない場合は、橋岡大樹(ゲント)が滑り込むか。
その5人と共に、冨安健洋(アヤックス)が24年6月以来、1年9か月ぶりに招集されると予想した。まだ、フルコンディションではないものの、1年10か月ぶりの先発出場となった15日のスパルタ戦では、69分までプレーし、攻守に奮闘をみせた。森保監督はW杯で時間を限定した「ピンポイント起用」の可能性を示唆しており、かつて“アジア最強DF”と評された27歳に、このタイミングで声が掛かる可能性は十分にある。
キャプテンの遠藤を欠くボランチは、コンディションの問題もあって丸1年間も招集から遠ざかっていた守田英正(スポルティング)の復帰が濃厚だ。2列目と兼用の鎌田大地(クリスタル・パレス)、
佐野海舟(マインツ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)も確実だろう。気掛かりなのは、クラブで出場機会が激減している
田中碧(リーズ)だが、代表では結果を残し続けてきたコアメンバーを外すとは考えにくく、むしろプレータイムを与えると見る。
右ウイングバックは、序列では堂安律(フランクフルト)が最上位ながら、今回は便宜上、手薄なシャドーに配した。伊東純也(ゲンク)は当確で、もうひとりは、最近の選出・起用の仕方から菅原由勢(ブレーメン)よりも望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)の方が可能性は高そうだ。
一方の左ウイングバックは、10、11月は故障で選外となった
三笘薫(ブライトン)が、何とか招集できそうなのは朗報だ。今月に入ってまた同じ個所を痛めたものの、所属クラブの指揮官は「たいしたことはない。怪我ではなく痛みがあるだけ」とコメントしている。
このポジションが主戦場だった
中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)は、堂安と同様に今回は2列目での起用が増えるのではないか。バックアッパーとして控えるのは、前線も担える前田大然(
セルティック)だ。
注目されるのが、南野と久保が故障離脱中の2シャドーだ。堂安、中村、鎌田、伊東らをこのポジションで起用してやり繰りをしていくことになるだろう。その常連組に加え、ともにクラブで好調の鈴木唯人(フライブルク)と佐野航大(NEC)を呼ばない手はないはずだ。他のポジションとの兼ね合いで、佐藤龍之介(FC東京)にもチャンスがあるかもしれない。
最後にFW陣は、ともにゴールを量産している上田綺世(フェイエノールト)と後藤啓介(シント=トロイデン)に加え、クラブではコンスタントな出場機会を得ていない小川航基(NEC)、町野修斗(ボルシアMG)も継続して招集するか。
そしてもうひとり、希望的観測も含めて、「サプライズ招集」候補として予想したのが、今冬にオランダのNECからドイツのヴォルフスブルクへ移籍した20歳の塩貝健人だ。ゴリゴリとドリブルで仕掛けられるタイプで得点嗅覚も鋭い。町野や小川の代役候補として試すなら、もうこの機会しかなく、声が掛かってもおかしくないだろう。
通常、26人が招集されるケースが多いが、27人で予測したのはこの塩貝を入れるためだ。「最後の切り札」として初選出を果たすか。19日のメンバー発表に注目したい。
文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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