“下着の魔法使い”として下着の知識をSNSやYouTubeで発信する元下着販売員のちーちょろすさん(@chiichoros)は、そう思い込んでいた時期があったといいます。
ところが、
社会人になって初めて自社ブランドでフィッティングを受けたところBカップだと思っていたのに、実はEカップだったのだそう。その体験は、「悪いのはスタイルではなく、下着かもしれない」という気づきにつながりました。
そんな経験をもとに、ちーちょろすさんは初の書籍『悪いのはスタイルじゃなくて 下着でした 〜一生モノの下着の教科書〜』(KADOK
AWA)で、下着の正しい選び方や、よくある誤解について解説しています。
今回は本書より2話までを紹介。ちーちょろすさんに、下着との
出会いや、発信を始めたきっかけなどついて聞きました。
※本記事は全3回のうちの1本目です
◆カップ数が3サイズ上がったフィッティング
――ちーちょろすさんが、下着について発信を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
ちーちょろすさん(以下、ちーちょろす):学生時代から可愛い下着が大好きで、ある下着ブランドで販売員としてアルバイトをしていたんです。そのまま新卒で就職しました。
入社して、初めて自分の会社でブラジャーのフィッティングをしてもらいました。その結果カップが3サイズも上がったんです。
中学生時代に「しまむら」さんで採寸してもらった時「Bカップ」だったので、それ以来ずっと同じサイズで購入し続けてきたんです。「私は胸が小さいんだ」と思い込んでいたので、本当はEカップだったことに驚きました。
そして、接客をしていると、自分に合ったサイズを知らないお客様がとても多いことに気づきました。そこから、下着の選び方についてきちんと伝えたいと思うようになったんです。
――サイズの合わないブラジャーをつけていると、どんなデメリットがあるのですか?
ちーちょろす:サイズが合っていないと、ボディラインが崩れたり、
肩こりや、ワイヤーが食い込む痛みを感じることが多くなります。中には、そのせいで「ワイヤーが痛いから」とノンワイヤーブラや、カップ付きのトップスを着用される方もいます。
すると十分に支えられず、結果的に胸の位置が下がりやすくなることもあります。「下がってしまった胸をなおすためのブラがほしい」と来店される方も多いので、このような悪循環を断ち切るためにも、正しい知識が必要だと思っています。
――この書籍では、どんなところにこだわったのでしょうか。
ちーちょろす:第1章に、カップサイズが大きめの「グラマーさん」のお話しを入れています。胸が大きい人の悩みって、女性同士でも「贅沢だ」と言われたり、「胸大きいよね、いいな〜」なんて言われたりして、なかなか理解されづらく、本当に困っている方が多いんです。
カップサイズに他人が言及することは、女性の身体を評価することにつながってしまいます。他人の評価を気にするあまり、「私がCカップ以上なわけがない」と思い込んで買えなかったり、「サイズを測り直して、小さくなってしまったら嫌だ」と感じる方もいます。
でも、世間がイメージするEカップと、実際のEカップの方の
見た目は実は違っていたりします。Aカップは小さい、Eカップは大きいというのは
メディアが植え付けてきた誤った知識なので、それで人を傷つけたり、正しいサイズを知ることを避けたりしてほしくないと思って、この本を作りました。
◆9割以上の人は、実際より小さいサイズを着けている
――ブラジャーの正しいサイズを知らない人は、どれくらいいると感じますか?