一般社団法人日本映像ソフト協会 2024映像ソフト市場規模およびユーザー動向調査報告書
図表1のとおり、映像ソフト市場の規模はここ10年間増加を続けています。中でも有料動画配信の成長が著しく、その規模は2014年の614億円から2024年の6499億円と10倍以上になっています。
一方でレンタル市場は、2014年の2103億円から2024年の283億円と10分の1近くまで減少しています。セル市場は、レンタルほど大きな減少ではないものの、じわじわと減少を続けています。以上のことから、これまでレンタルやセルで見られていた映画などが、有料動画に取って代わられたとみてよいでしょう。
レンタルと有料動画配信のコスパ比較
レンタルと有料動画配信をコスパで比較すると、どちらが有利なのでしょうか。宅配レンタルを行っている「DMM宅配レンタル」では、借り放題プランが1ヶ月3480円です。
一方、有料動画配信を行っているNetflixの料金は、スタンダードプランが1ヶ月1590円、広告付きであれば890円で、閲覧できる作品の本数に制限はありません。レンタルにとってはかなり不利な状況だといえるでしょう。
ただし、それほど作品を見ないのであれば、レンタルも一考の価値があります。例えば、DMM宅配レンタルでは1ヶ月に4枚借りられるプランなら1080円です。ほかにもTSUTAYAの実店舗であれば、旧作DVDであれば月額990円で借り放題のプランがあります。利用の仕方によっては、レンタルのほうが有利になるケースもあるでしょう。
しかし、有料動画配信は、コスパだけでなく見たいときにすぐ見られる利便性でもレンタルに勝っています。今後も有料動画配信が映像ソフト市場の主流を占めていき、レンタルは先細っていく可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
ソニーがブルーレイディスクレコーダーの製造を中止したのは、ブルーレイディスクの需要が減っているためです。大容量ハードディスクの普及や、有料動画配信の台頭などによって、ブルーレイディスクを利用する人が減っています。
レンタル市場と有料動画配信を比較すると、有料動画配信のほうがコスト面で有利ですし、見たいときに見られるため利便性でも勝っています。今後はさらに有料動画配信が成長していくでしょう。
出典
一般社団法人日本映像ソフト協会 2024映像ソフト市場規模およびユーザー動向調査報告書
執筆者 : 山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士