ダウ平均は88ドル高の48,589ドルで取引を開始しました。寄付き直後には売られ、一時146ドル安の48,354ドルまで下落し、この日の安値を更新しました。その後は持ち直し352ドル高の48854ドルで高値を付けた後、中盤以降は48,800ドル近辺で一進一退に推移し、最終的には238ドル高の48,739ドルと4営業日ぶりに反発しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は290ポイント高の22,807ポイント、S&P500株価指数は52ポイント高の6,869ポイントでともに反発しました。小型株の代表的な指数であるラッセル2000は27ポイント高の2,636ポイントで同じく反発しました。
2.経済指標等
2月のISM非製造業景気指数は56.1と市場予想(53.4)を上回りました。また、同月のADP雇用者数は前月比63千人増とこちらも市場予想(49千人)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。一般消費財・サービスが2.2%高と大きく上昇しました。また、情報技術も1.3%高となりました。一方で、エネルギーが0.7%安、生活必需品が0.5%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。アマゾン・ドットコム[AMZN]が3.9%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。シスコシステムズ[CSCO]が2.4%高、アイビーエム[IBM]が2.0%高、エヌビディア[NVDA]が1.7%高と、情報技術セクターを中心に買われ、指数を支えました。一方で、コカ・コーラ[KO]が1.6%安、セールスフォース[CRM]とシェブロン[CVX]が1.5%安、ナイキ[NKE]が1.3%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、ビットコインの上昇を受けてコインベース・グローバル[COIN]が14.6%高となりました。また、モデルナ[MRNA]が新型コロナワクチン技術を巡る特許侵害訴訟で、同社が和解による一時金として9億5000万ドル支払うことが明らかになり訴訟解決によって収益の先行き不透明感が後退したことで16.0%高となりました。クラウドサービスを展開するコアウィーブ[CRWV]は新興AIのパープレキシティと複数年にわたる提携を発表したことが好感され、7.8%高となりました。またサイバーセキュリティのクラウドストライク・ホールディングス[CRWD]は市場予想を上回る決算を示し、4.2%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から0.04%ポイント高い4.10%となりました。5日朝のドル円は157円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
底堅い経済指標などが評価され、4日の米国市場は上昇しました。原油価格の上昇に一服感があるなど、過度なリスク回避姿勢の後退がうかがえます。これを受けて、本日の日本市場も反転してのスタートが見込まれます。日中には、財務省が30年利付国債の入札を実施するほか、連合(日本労働組合連合)が2026年春闘の要求集計結果を公表する予定です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部