米『ESPN』にて、ライアン・オハンロン記者はここ10年で最も退屈な戦いと落胆している。理由は、今季の
トレンドとなっているセットプレイだ。
「リーグがこれほど行き詰まったと感じたのは10年ぶりだ。欧州の他リーグを凌駕する
放映権収入を誇るが、強豪クラブの戦いは酷いものだ。10年前、最高のサッカーはスペイン、ドイツ、イタリアで展開されていた。ちょうどプレミアをレスター・シティが制した2016年のことだ。そこからジョゼップ・グアルディオラ、
ユルゲン・クロップがイン
グランドに来て、全ての問題は即座に解決された。マン
チェスター・シティとリヴァプールは瞬く間に世界最高のチームへと成長したわけだが、その成功は『リスクを冒すサッカー』という魅力的な戦術によってもたらされたものだ」
「シティはプレミアでかつて見たことがないほどの
ポゼッションサッカーを展開し、リヴァプールは縦に速い
ヘビーメタル・フットボールを展開した。その後の10年はプレミアの頂点だったと言える。テクニックとフィジカルが融合した時代だ。それは見ていて楽しいものだった。しかし今のプレミアでは、誰も予想していなかったほどセットプレイが席巻している」
「第28節終了時点では、流れの中から放ったシュートが1659本に留まった。これは直近17シーズンで最低の数字だ。過去2シーズンと比べると300本以上少ない。ゴール前でのアクションより美しいパスワークがお好みなら、今季は退屈でしょうがないだろう。今季ファイナルサードでのパス成功数は48,248本となっており、これも2011-12シーズン以来最低の記録だ。昨季より1万本も少ないのだ」
現在プレミアはアーセナルが首位を走っており、アーセナルがセットプレイを最大の武器にしているのは確かだ。もちろん昨季王者リヴァプールの不調も問題であり、マンCも以前ほどの強さがない。セットプレイの流行だけが問題ではないかもしれないが、近年のプレミアと比較して物足りないシーズンと感じているサッカーファンも少なくないか。