Androidからフォークした「脱Google化」したスマートフォン向けのOSが「/e/OS」です。オープンソースで開発されており、プライバシー保護されたOSであるということが
学術的に認められています。
/e/OS - e Foundation - deGoogled unGoogled smartphone operating systems and online services - your data is your data
https://e.foundation/e-os/
「/e/OS」はAndroidを「脱Google化」したオープンソースのスマートフォン向けOSです。Androidのコアテクノロジーを採用しながら、Googleのアプリやサービスから分離することで、Googleに個人情報を収集されることを防ぎます。開発はe Foundationが担当です。
「/e/OS」のホーム画面は以下の通り。フラットデザインを採用しており、見た目はiOSにかなり近く感じます。

ホーム画面を横にスワイプすると、検索ボックスやユーザーが使うと思われるアプリを推測するサジェスト機能、直近30日で情報漏えいを何件防いだかや、トラッキングを防止したり偽のジオロケーションを提示したりIPアドレスを隠したりすることができるプライバシー機能などが利用可能です。

アプリによるトラッキングがいつ、どの程度発生したかがまとめて報告されます。

メールアプリの見た目は以下の通り。「/e/OS」はすべてのAndroidアプリと互換性がありますが、データのプライバシーは保護されています。プライバシーが保護されているにもかかわらず、デジタル体験を犠牲にすることはないというわけ。

アプリストアは以下の通り。App StoreでもGoogle Playでもない独自のアプリストアで、アプリ配布サイト「F-Droid」から入手できるアプリが配信されているとのこと。なお、「/e/OS」はアプリのコードを解読し、アプリにどのような追跡機能が備わっているかをチェックすることが可能で、インストールしたアプリが安全なものかそうでないかをスコア化してくれます。

メッセージアプリは以下のようにシンプルな見た目。

カレンダーアプリも非常にシンプルなUIです。

マップアプリで特定の地点から別の地点に移動する際に、ナビゲーションしてもらうと以下の通り。

「/e/OS」の「脱Google化」の一例は以下の通り。
・ウェブブラウザのデフォルトの検索エンジンはGoogle検索ではなくなっており、倫理的な検索エンジンとして開発されているMurenaに置き換えられています。
・Googleの各種サービスにアプリを接続するためのGoogle Play開発者サービスは、同サービスの無料代替版として開発されたGmsCoreに置き換えられています。
・接続チェックでGoogleのサーバーにアクセスすることはありません。
・GoogleのNTPサーバーは使用しません。
・GoogleのDNSは使用していません。
・ジオロケーションでは、GPSだけでなくパブリックドメインの無線位置情報データベース・beaconDBを使用しています。

「/e/OS」を搭載したスマートフォンも販売されています。記事作成時点での最新モデルである第6世代Murena Fairphoneは、4415mAhの取り外し可能なバッテリー、50メガピクセルのソニー製メインカメラモジュール、SoCはSnapdragon 7s Gen 3 Mobile Platform、256GBのストレージ、8GBのメモリ(RAM)、5G通信機能、解像度2484×1116ピクセルの6.31メインディスプレイを搭載して、599ユーロ(約11万円)で販売されています。
Murena Fairphone (Gen. 6)
https://murena.com/shop/smartphones/brand-new/murena-fairphone-6/

「/e/OS」が公式にサポートしているスマートフォンの数は、記事作成時点で271機種です。サポート端末リストは以下のページで確認できます。
Smartphone Selector
https://doc.e.foundation/devices
なお、「/e/OS」については2018年にも記事化済みですが、当時のUIと記事作成時点のUIを比べると、デザイン面においても明らかに進化していることがよくわかります。
AndroidからGoogle依存を大幅削除してプライバシー性を向上させるAndroidフォーク「/e/」がリリースされる - GIGAZINE